活動データ
タイム
07:06
距離
11.4km
のぼり
1001m
くだり
998m
活動詳細
すべて見る息子の引越し手伝いにかこつけて広島再訪。 水丸山、三倉岳と広島の山を2つ登ったあと、ここ寂地山にやって来た。 山口県で一番高いこの山は広島、島根の3県の境に位置している。 主な登路は4本あり、その内の2本、寂地峡から登って犬戻峡へ下るコースをとった。 寂地峡の連瀑群は見事で、急な階段も苦にはならなかった。 手掘りの隧道を抜けると遊歩道から山道に変わるが、 平成23年の山口国体の折に整備されたのか、道はどこまでも歩きやすい。 みのこし峠からは尾根道。 カタクリの自生地で花盛りにはまだ早いのだが、日当たりの良い場所で早咲きの花を2、3見つけた。 1235mのピークは右から巻き、なおもつづく平坦な尾根を進んで南寂地山へ。 冬枯れの木立ちを透かして見える頂上は、木々の緑も萌えずまだ冬の装い。 日陰には春の日差しを恨むかのような名残の雪も見られる。 寂地山の山頂には、国体の折の「炬火」がここで採られたとの記念碑がある。 「聖火」ではなく、かがり火、たいまつの火である炬火。 聖火はオリンピックでしか使えないのだろうか? などと考えながら、ベンチに座ってゆっくりと昼食を楽しむ。 先着していた2人組を見送ってから、山頂を後にする。 寂地林道へ下る道もよく整備されている。 杉の原生林は植林帯にはない風格を感じる。 「延命水」も表示板の他に、コップや石像や効能書きなど何もないのがいい。 喉をうるおしてから、急な枝尾根を下ると林道終点の広場に出た。 林道歩きは単調だがストレスはない。 犬戻峡の先で足の遅い女房を残して先行し、車で迎えに行く。 山口県の最高峰は、渓谷の奇景と自然林の静けさが調和したいい山だった。
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