札内岳

2021.03.23(火) 3 DAYS

活動データ

タイム

18:44

距離

19.7km

のぼり

1773m

くだり

1771m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 49
休憩時間
1 時間 28
距離
6.3 km
のぼり / くだり
946 / 41 m
DAY 2
合計時間
7 時間 56
休憩時間
1 時間 20
距離
7.1 km
のぼり / くだり
775 / 778 m
DAY 3
合計時間
3 時間 57
休憩時間
9
距離
6.3 km
のぼり / くだり
47 / 951 m

活動詳細

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北海道百名山の中でも屈指の難コースと言われている115座目札内岳に行って来ました。 車は戸蔦別ヒュッテを越えてピリカペタヌ沢林道のゲート前に三台くらい駐車出来そうでした。 スタート時点で厳冬期に対応できる装備を用意したので水を含めて20キロのザックがこたえました。 しばらく崩壊した林道を2時間歩いて5ノ沢分岐に到着します。途中の渡渉はすでにSBが落ちているところもありましたが浅かったので問題ありませんでした。 分岐で休憩していよいよ5ノ沢に突入します。 5ノ沢は雪崩の巣で右岸にも左岸にもデブリがありました。 なるべく左岸の木のあるところを通過して一番奥のCo1542につながる尾根にとりつきました。この尾根が登山人生で最強の尾根で荷物が重いのもありスノーシューでも歯が立たずアイゼンに替えても胸まで潜ってしまうほどのラッセルが続き経験したことの無い急登でスタミナ切れでCo1375地点でC1としました。 尾根の上は風が強かったので宿泊地としては最適地でした。テントを設営してマイナス10度と言うことで相当の寒さを予想していましたがテント内の気温はなにもしなくても7度前後あったのでゆっくり休む事ができました。 2日目は4時に起きてネットで天候を確認したところ遅い時間の方が風が弱くなるとの予報を信じて出発を7時に遅らせました。 ピークまでは空荷だったのでCo1542までの急登も30分で登ることができましたがそこからの稜線歩きは予想に反して強い風と黄砂の影響で視界が悪く発達した雪庇に注意しながら何度も何度も登り返して11時30分に札内岳に到着しました。 山頂からは何も見えませんでしたが日高主稜線の札内分岐に続く尾根と勝幌に続く尾根を確認することができました。写真撮影もそこそこに下山を開始して途中雪庇のかげで食事をとり弱まることのなかった強風の中14時30分にC2の宿泊地に到着しました。 これまでの百名山の中では命の危険を感じた山行でしたが敗退すること無く登頂成功出来て本当に嬉しかったです。2日目の夜は疲れたせいか食欲も無くコーヒーを飲んだだけで話をしている最中に気がつくと寝ていたそうです。 3日目は帰るだけなのですがたまった疲れと食欲不振によるシャリバテでペースがあがらずダラダラと急登をなんとか降りて5ノ沢分岐までたどり着き緊張から解放されしばらく休憩しました。 あとは2時間の林道歩きなのでその後の温泉や食事の事など話して気分をそらして何とかゴールにたどり着きました。 今回の反省は12月に行った十勝岳以降まともな山行をしていなかったのでいきなり今回の3泊の計画は厳しかった。事前に走り込みをしていればもう少し楽に行けたのではと考えています。北海道百名山もあと3座なので安全に気をつけて完登したいと思います。

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