−5℃を暖かいと思える幸せ　甲武信岳

緊急事態あけの地方遠征。 今シーズン初の雪山登山。 冬山だと気温−10℃くらいを想定していたが、 この日は−5℃と雪山にしては暖かくフル装備持ってきたのに拍子抜け。 路面にも雪はあるがグズグズにザレていて春らしい様相、 ナメ滝手前ぐらいからアイゼン必須。 地面が雪解けと再凍結した氷で覆われ凶悪な路面になり山頂部までアイゼンは着けっぱなし。 千曲川の支流からあふれ出した水が豊富な水量を感じさせる。 下山は甲武信岳から大山経由での十文字峠周りを行く。 こちらのコースも似たような凍結をしているが、 地面が露出している箇所と凍結箇所が交互に繰り返しているためこまめなアイゼンのつけ外しが必須、 感覚的に１０分歩いて着脱を繰り返してといった雰囲気。 ひょっとするとこちらの峠は冬向きではないのかもしれない。 大山直下の垂直壁の凍結箇所はつかめる場所も少なくなかなかの難易度。 大山からの展望や武信白岩山の雄々しい直立峰など見どころは多い。 個人的には甲武信よりも大山の方がお気に入り。