燕岳 宮城ゲートピストン

雪の燕岳に行ってきました。 中房温泉までの林道が冬期閉鎖中で、燕山荘も営業していないため、誰にも会わない静かな山歩きとなりました。 【１日目】 宮城ゲート～中房温泉～燕山荘（冬季小屋泊） 前日が大荒れの予報だったので、登山道の雪の状態が気がかりでした。 麓は雨だったようで、登り始めてすぐに降った雨が凍った箇所があり、アイゼン必須の状況でした。 合戦小屋までの樹林帯は、標高を上げるにつれて積雪も増え、気温の上昇と共に踏み抜きが多くなってきました。 また、合戦小屋から先はラッセルも予想されましたが、クラスト気味で踏み抜きが多かったです。 踏み抜きに消耗させられ、予定よりも遅れて燕山荘の冬季小屋に到着。 疲れもあり、山頂は翌日にしました。 【２日目】 燕山荘～燕岳～中房温泉～宮城ゲート 冷たい空気がピリピリと痛かったですが、そんなことは気にならないくらいの最高の朝。 燕岳までは風で雪が飛ばされ、雪があるところとないところの差が大きかったですが、基本的に夏道を行けば問題ありませんでした。 山頂までの稜線歩きからすでに絶景で、美しい冬のアルプスの姿に感動させられました。 【まとめ】 体力的にハードでしたが、最初から最後まで誰もいない山行となり、絶景を独り占めしてきました。 天候や雪の状態でコンディションが大きく変わってくるので、慎重な状況判断が必要です。 個人的には林道歩きが結構しんどかったので、１日目は中房温泉まで、２日目は燕山荘まで、３日目で下山という日程が理想かと思います。