活動データ
タイム
03:45
距離
10.0km
のぼり
936m
くだり
935m
活動詳細
すべて見るコロナ禍で自粛していた武道稽古も、ようやく1年振りに再開となりました。 山とは違って、ソーシャルディスタンスを取りにくい武道では感染対策も難しい。 しかし、このまま尻込みして、先人が心血を注いで作り上げた伝統を失うわけにもいかない。 この1年間で自分なりに考えたことや知見から、出来得る予防策を取って、今後は活動していきたいです。 また、この1年間は山を稽古場として、自然を相手に鍛えてきました。 その成果が武道にどう活きるのかも、楽しみなところです。 この日の午前中は、とある場所にて1年振りの稽古を行いました。 1年間のブランクはありましたが、思ったよりも体は動くし、マスクをしていても全く息切れしない。 山行の効果はテキメンでした。 稽古の後は筑波山へ足を運び、本日の稽古で練習した体捌きを山で実践することにしました。 筑波山へは、以前につつじヶ丘から女体山まで往復したことはありましたが、今回は反対側の麓にある薬王院から女体山と男体山を往復します。 いつも身近に見ている筑波山ですが、男体山へ登頂するのは意外にも初めてなのです。 筑波山は日本百名山の中では最も低い山ですが、麓から登れば標高差は800m以上はあるし、途中の椎尾山や坊主山にも立ち寄れば、新たに山頂もゲット出来る。 稽古後の登山にしては欲張りな計画ですが、まあ何とかなるでしょう。 ところがである、登り始めると何か足が重いのです。 稽古ではあんなに動いていた体でしたが、やはり武道の動きは特殊です。 山行で鍛えていたはずの体も、相手のいる稽古では勝手が違っていました。 まだまだ鍛え方が足りないと痛感しました。 それでも、稽古で練習した体捌きをしながら足を運び、体にその動きを染み込ませます。 緩やかだった斜面も徐々に急になり、何度か諦めかけました。 しかし、ここで諦めるわけにはいかぬのです。 頑張れ!にんにくよろい。 コロナなんかに負けるな! 全集中の呼吸を思い出すんだ!←これは脚色です。 そう言って自分に鞭を打つと、疲弊した体も徐々に復活! 無事に椎尾山・坊主山を経て、女体山・男体山へと登頂することが出来ました。 帰りの下山も体は良く動き、予定よりも早く下山。 時間が出来たので、薬王院に寄り道をします。 薬王院は歴史もあり、雰囲気のとても良いところ。 境内には、温暖な海岸部を好む椎の木が何故か群生しています。 樹齢500年とも謂われる椎の大木に触れると、ほんのりと温もりを感じます。 このコロナ禍で対人関係はすっかり希薄になってしまいましたが、武道においては敵に対しても敬意を払う度量が必要です。 相手の身になり、相手を思いやる心が無ければ、相手を崩すことは先ず出来ないからです。 久しぶりに稽古を行い、このことは強く実感しました。 何が正解かはわからない世の中ですが、このコロナ禍によって、人としての尊厳が失われることがあってはいけません。 自分も、この椎の大木のように暖かく、竈門炭治郎のように優しく、煉獄杏寿郎のように気高くなれたら良いですね。←鬼滅の刃ネタですみません。 奇しくも、本日の稽古において、とある先生より稽古用の黒刀を拝領致しました。
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