白毛門・笠ヶ岳

谷川岳に登るとき、いつも気になっていた白毛門に行ってみた。思ったより暖かく、雪はシャーベット状の固まりになっており、そこいらじゅう、ヒビが入っている。おまけに雪の表面は硬いが、中は空洞になっていて、踏み抜いてしまうことも。特に大木の周囲は空洞が大きく、腰のあたりまで落っこちてしまう。 遊びのない、ひたすら登りは気持ちいい。しかし標高1700mくらいで雲に入ってしまい視界は悪い。クラックも多く、クレパスとなっていた。深さ3mくらいあるだろうか。ルートがここを横断しているので、要注意。ここ以外のクラックも注意したほうがいいだろう。 予定通り白毛門到着。相変わらず視界が悪いが先へ進んでみる。標高が上がるにつれ、先日の黄砂がバッチリ雪面に。 笠ヶ岳到着。朝日岳まで行けるかなと思ったのも束の間、風速が尋常じゃない。ポールを雪から抜くと飛ばされそうになる。汗だくだった前半が嘘のように、体感温度が下がってきた。 撤退。 下山中、踏み抜いた雪の固まりがそのまま雪崩に。迂闊にも滑落だ。気を抜かないように。。。