爆風の十石山(北ア)

2021.03.14(日) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 59
休憩時間
1 時間 5
距離
4.9 km
のぼり / くだり
1147 / 24 m
14
4 37
DAY 2
合計時間
2 時間 53
休憩時間
28
距離
4.9 km
のぼり / くだり
34 / 1159 m
2 28
11

活動詳細

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【アクセス】  白骨温泉登山口付近からスタート。車は登山口手前の空地に停めてしばらく林道を歩きました。林道には除雪してあり雪は無し。登山口近くまで車で行けましたが、路駐できるスペースは少ないです。 【天気】  1日目☀️  2日目💨〜☀️ 【コース状況】  前日に雪が降って積雪は最初が10cm程度から、徐々に積雪が増えて標高2,000mを付近では50cm近く、吹き溜まりはそれ以上とかなりの積雪でした。トレースがあったのでスノーシューは標高2,200mより使用。  稜線から下る樹林帯は広い雪原のようで、ホワイトアウトではGPSが無いと方向が分からなくなりそうです。 【感想/記録】  週末の天気予報は地元のお天気はダメ。長野県は雨から日曜日の午後には回復、月曜日は晴れる予報と、日曜日から1泊2日にすれば夕陽とご来光を拝めそう✨。でも月曜日は午後からどうしても出勤しなければならず、南アルプスなどへの遠出はできません。お天気と地理的条件を加味すると、登れるお山はまた十石山しか思いつきませんでした。なので2週続けてになりますが、また十石山に登ることに。 ■1日目  8時過ぎに自宅を出発し、白骨温泉には10時半前に到着。また昼食を車内で食べてから準備をして出発。前日に雪が降ったおかげで先週よりも積雪が増えていました。幸いトレースがあるので、これを追って登ります。今日は晴れていますが、樹林帯でも風が吹いいたので最初からジャケットを着ました。でも稜線上の風が気になります。  急登になってもトレースを追うと、さほどごぼらずに登れました。急登を登り切ると斜度が穏やかになり、しばらく進むとまた尾根を登るので、アイゼンを装着して出発。徐々に積雪が増えてトレースを追ってもごぼるように。途中で先行していた方々とすれ違いトレースのお礼を言ってまた登ります。  標高2,200m付近になると積雪が深くてもうつぼ足では無理なので、アイゼンを解除してスノーシューを装着。ついでにジャケットを着て出発。でも柔らかい新雪はスノーシューでもごぼります。山頂から降りてきた方によると、午前中は爆風とガスでホワイトアウトになり大変だったそうです。  ひたすらトレースを追って登っていくと木々が低くなり、森林限界を突破したら青空の下に最後の雪の坂が出現。ここを登れば稜線に出るのですが、稜線付近からは雪煙が舞い上がり風の強さが伺えます。坂の途中でスノーシューだとスリップしてしまい登れない。あと稜線まで標高100mくらいなのに。  仕方なくアイゼンに換装していたら突風が吹いて、カメラバッグが吹き飛ばされ遥か下の雪原に落ちていきました😔。せっかく登ったのに一旦下り、カメラバックを回収したらアイゼンで登りますが、膝ラッセルとなりペースダウン。しばらく登ると新雪が吹き飛ばされて、硬いクラストした雪面が出てきてようやく楽に登れました。  稜線に近くなると予想通り爆風が吹き荒れています。風に向かって進む事が出来ず、息もできずに身体が持っていかれそう。山頂にまで行けそうにもないので風を避けられる避難小屋を目指します。爆風でもお天気は晴れて前回見えなかった八ヶ岳や南アルプスも一望できますが、強風でカメラを水平に保持できず撮影が難しい。  小屋にたどり着いたら雪を確保して小屋の中に入ると、ようやく爆風から解放されました。着替えてから水を作りながらビールで乾杯。夕食のカレー食べようとしたら、まさかの白米を持ってくるのを忘れた😰。仕方なく朝食用のリゾッタを食べて、その後は夕陽を撮影するために外へ出ましたが、まだ爆風が吹き荒れて山頂にまではたどり着けず。何とか小屋前から夕陽をしました。今回もiPhoneにダウンロードしたAmazon Prime Videoを見て20時過ぎには寝ました。 ■2日目  4時過ぎに起床し、シュラフやマットを片付けてから外に出てみると真っ白。これではご来光は無理かなぁ。いつも通りジェットボイルでお湯を沸かしていたら、まさかの途中でガス欠😫。仕方ないので保温ボトルのお湯で、ぬるいコーヒーとパンの朝食となりました。ご来光を見るために外に出ましたが状況は変わらず真っ白😫。ご来光は諦めて小屋に戻り荷物をまとめて撤収の準備。  外に出てガチャ類をザックに取り付けたら、強風とガスで視界の無い中、一応十石山の山頂へ。今朝は晴れるからモルゲンロートの乗鞍岳を撮影できるだろうと思って、昨日は乗鞍岳を撮影しませんでした。山頂からは何も見えず、乗鞍岳も撮影できなかったのが心残りでした。一面真っ白なのでどこにいるのか分かりませんが、強風から逃れるために稜線から降りていきます。  ほぼホワイトアウトの中、標高を下げていくといくぶん風が収まり、雪が深くなってきたので、アイゼンからスノーシューに換装。トレースを外しているとスノーシューでもごぼるので、YAMAPで地図を確認しながらトレースと合流。トレースを追うとごぼらずに済みましたが、締まったトレースは平地用のスノーシューだとスリップする。  後はどんどん標高を下げて樹林帯に入ると、途中でお天気が回復して快晴の青空。下山すると晴れる法則が発動。少し急な坂に差し掛かったら、またスノーシューからアイゼンに換装。どんどん標高を下げると暑くなってきたので途中でアウターを脱ぎ、急坂の尾根もトレースを追って進み、林道に出て9時50分頃に駐車した空き地に戻れました。  かろうじて夕陽を見る事ができましたが、終始爆風が吹き荒れ稜線では歩くのも難儀でした。残念ながらご来光を見ることは出来ず、白米は忘れガス欠と良い事はありませんでしたが、こんな事もありますね😅。 【注意点や反省点】  十石岳避難小屋に土足で上がり込んだバカがいたおかげで、靴裏についた雪と土間の土で部屋が汚れていました。どういう神経をしているのでしょうか。おかげで小屋に入ったらほうきで掃除するのが最初の仕事でした。 【Apple Watch等による計測結果】 ムーブ(安静時を越える推定エネルギー消費量 / kcal)   825   884 エクササイズ( 活発に活動した分数 / 分)  225   80 スタンド(1時間のうち1分以上身体を動かした時間 / 時間)   15   17 登った階数( 一階=約3mの高度を上昇 / 階)   284   32 ウォーキングの距離(km)  10.5  13.0 歩数(1日で歩いた歩数 / 歩)  15,689  17,976 心拍数 (1日で最低、最高の心拍数)  43〜143  43〜147 体重  63.5 -> 63.9

乗鞍岳 なんとか空きスペースに停まられました。
なんとか空きスペースに停まられました。
乗鞍岳 林道をしばらく歩いてカーブミラー手前から登ります。
林道をしばらく歩いてカーブミラー手前から登ります。
乗鞍岳 斜面を登り。
斜面を登り。
乗鞍岳 斜度が急になっていきます。
斜度が急になっていきます。
乗鞍岳 この辺が一番急だったかな。
この辺が一番急だったかな。
乗鞍岳 急登を登り切るとしばらく平坦に。
急登を登り切るとしばらく平坦に。
乗鞍岳 また尾根を登ります。
また尾根を登ります。
乗鞍岳 雪が増えてきました。
雪が増えてきました。
乗鞍岳 トレースを追っても、つぼ足ではごぼるので。
トレースを追っても、つぼ足ではごぼるので。
乗鞍岳 アイゼンからスノーシューへ換装。
アイゼンからスノーシューへ換装。
乗鞍岳 平坦地用の浮力がちょっと弱いスノーシューだと結構ごぼります。
平坦地用の浮力がちょっと弱いスノーシューだと結構ごぼります。
乗鞍岳 スノーバスケットを付けたストックも、豆腐に箸を突き刺すように、抵抗なく刺さってしまいます。
スノーバスケットを付けたストックも、豆腐に箸を突き刺すように、抵抗なく刺さってしまいます。
乗鞍岳 深雪で登るペースが落ちます。遠くには強風で雪煙が舞っているのが見えます。
深雪で登るペースが落ちます。遠くには強風で雪煙が舞っているのが見えます。
乗鞍岳 穂高の吊り尾根も見えてきました。
穂高の吊り尾根も見えてきました。
乗鞍岳 空気が薄いのに、アイゼンだと深雪に足を取られて、登るのが苦しい。
空気が薄いのに、アイゼンだと深雪に足を取られて、登るのが苦しい。
乗鞍岳 クラストした雪面が出てきて、ようやくアイゼンで登りやすくなりました。
クラストした雪面が出てきて、ようやくアイゼンで登りやすくなりました。
乗鞍岳 クラストした雪面がテカテカ。
クラストした雪面がテカテカ。
乗鞍岳 強風だけどお天気が良いので、八ヶ岳〜南アルプス〜中央アルプスが一望。
強風だけどお天気が良いので、八ヶ岳〜南アルプス〜中央アルプスが一望。
乗鞍岳 八ヶ岳を中心に。
八ヶ岳を中心に。
乗鞍岳 八ヶ岳をアップで。
八ヶ岳をアップで。
乗鞍岳 南アルプス〜中央アルプスをアップで。
南アルプス〜中央アルプスをアップで。
乗鞍岳 写真からは全く伝わりませんが、稜線付近は爆風で歩くのも、息をするのも困難。
写真からは全く伝わりませんが、稜線付近は爆風で歩くのも、息をするのも困難。
乗鞍岳 風速は多分もっと強くて、恐らく20m近く。
風速は多分もっと強くて、恐らく20m近く。
乗鞍岳 辛うじて四ツ岳を撮影。
辛うじて四ツ岳を撮影。
乗鞍岳 今回も2本を荷上げしました。
今回も2本を荷上げしました。
乗鞍岳 気温は−5℃ほど。翌朝は−8℃ほど。
気温は−5℃ほど。翌朝は−8℃ほど。
乗鞍岳 夕食を食べようとしたら、まさかの白米を忘れた💦。
夕食を食べようとしたら、まさかの白米を忘れた💦。
乗鞍岳 夕食を食べてから外に出たら、夕陽にギリ間に合いました。
夕食を食べてから外に出たら、夕陽にギリ間に合いました。
乗鞍岳 相変わらずの爆風で撮影は困難。
相変わらずの爆風で撮影は困難。
乗鞍岳 寒くて長時間はいられません。
寒くて長時間はいられません。
乗鞍岳 乗鞍岳を撮影したかったけど、爆風に諦めました。
乗鞍岳を撮影したかったけど、爆風に諦めました。
乗鞍岳 翌朝僅かな望みを託して、ご来光を見るために外へ出ましたが、真っ白でした💦。
翌朝僅かな望みを託して、ご来光を見るために外へ出ましたが、真っ白でした💦。
乗鞍岳 待っていたら多分晴れたけど、午後から仕事があるので、残念ながら7時頃に下山開始。
待っていたら多分晴れたけど、午後から仕事があるので、残念ながら7時頃に下山開始。
乗鞍岳 この辺が山頂付近のはず。
この辺が山頂付近のはず。
乗鞍岳 稜線から降りてきましたが、ホワイトアウトでどこにいるのか分からない。
稜線から降りてきましたが、ホワイトアウトでどこにいるのか分からない。
乗鞍岳 頼りのGPSで確認しながらトレースを探します。
頼りのGPSで確認しながらトレースを探します。
乗鞍岳 樹林帯を下っていると明るくなってきました。
樹林帯を下っていると明るくなってきました。
乗鞍岳 ガスが抜けて。
ガスが抜けて。
乗鞍岳 晴れてきました。
晴れてきました。
乗鞍岳 予報通り快晴で吊り尾根も見える。
予報通り快晴で吊り尾根も見える。
乗鞍岳 お日様が眩しい。
お日様が眩しい。
乗鞍岳 下山すると晴れる。仕事がなければ、晴れるまで山頂でゆっくりできたのに。
下山すると晴れる。仕事がなければ、晴れるまで山頂でゆっくりできたのに。
乗鞍岳 急坂の始まり。
急坂の始まり。
乗鞍岳 ドンドン下ります。
ドンドン下ります。
乗鞍岳 この辺が最大斜度かな。
この辺が最大斜度かな。
乗鞍岳 斜面を下って。
斜面を下って。
乗鞍岳 林道が見えるところまで戻りました。
林道が見えるところまで戻りました。
乗鞍岳 今日は絶好の登山日和となりそう。
今日は絶好の登山日和となりそう。

活動の装備

  • その他(Other)
    SEA TO SUMMIT / イーサーライトXT インサレーティッドマット
  • その他(Other)
    RUDY PROJECT AIRGRIP OUTDOOR
  • その他(Other)
    PHENIX SNOW RIDGE GTX PRO 3レイヤー ジャケット
  • 富士フイルム(FUJIFILM)
    X-T3
  • モンベル(mont-bell)
    アルパイン サーモボトル 0.5L
  • その他(Other)
    GARNEAU コース BOA ARC
  • その他(Other)
    ショーワグローブ 【防寒手袋】No282防寒テムレス LLサイズ
  • その他(Other)
    NatureHike シュラフ ULG700
  • カシオ(CASIO)
    PRO TERK PRT-B50FE-3JR
  • その他(Other)
    iphone11pro
  • その他(Other)
    JETBOILMICROMOCOOKINGSYSTEM(CARBONGASNOTINCLUDED)byJetboil
  • その他(Other)
    Apple watch series3
  • その他(Other)
    COCOHELI(ココヘリ)会員証
  • ペツル(PETZL)
    ライド
  • モンベル(mont-bell)
    ウインタートレッキンググローブ Men's
  • バーグハウス(berghaus)
    ラムチェハイパー ハイドロダウンジャケット
  • マウンテンハードウェア(Mountain Hardware)
    タイフォンアウトドライEXTグローブ
  • バーグハウス(berghaus)
    ゴアテックス オーバートラウザー
  • マウンテンハードウェア(Mountain Hardware)
    South Col 70 OutDry
  • モンベル(mont-bell)
    LXF-12アイゼン
  • モンベル(mont-bell)
    アルパインクルーザー 3000
  • 富士フイルム(FUJIFILM)
    フジノンズームレンズXF10-24mmF4ROIS

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