気高き白の仙丈ヶ岳

2021.03.14(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
13 時間 57
休憩時間
2 時間 37
距離
25.4 km
のぼり / くだり
2385 / 2376 m
1 44
6 25
5 7

活動詳細

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フゥー、フゥーという自分の呼吸音のみの世界で、前を行く頼もしい背中を只管追った。そして到達した白の仙丈ヶ岳は、高く厳しくも、気高く美しかった。 憧れの仙丈ヶ岳は、昨年秋に山行計画したものの、タイミングが合わず行けなかったのがずっと心に残っていた。難易度は格段に上がるが、冬期の本命として計画していた。 仙丈ヶ岳をホームとするHikariMono さんをお誘いすると、快諾。心強い。一緒に行ったらどんな山行になるんだろ❓ワクワクするw 例のアレで遠征を封印したので、冬も行けないかと諦めかけたが、2月末で解除され遠征を解禁。後は天気次第。天気予報と睨めっこし、イケる時に行くと決める。日曜は晴れの予報だが、金土は雪。最大風速24mのてんくらCで、積雪と強風が予想される。しかしこれを逃すと、おそらく来期になる。行こう❗️ 当日朝、道の駅でHikariMono さんと合流、ご挨拶。曰く「このコンディションなら登頂出来る確率は5割ですよ」やはり厳しいか、でも勝率5割なら、Betできる。 日帰り仙丈を目指して午前3時スタート。先行者はいない、トレースは期待出来ない。想定の通りHikariMono さんが先行する、私は頑張って追いかけるも序盤から息が上がる。途中から新雪のラッセルが始まるも、先行しラッセルするHikariMono さんに追い付けない❗️強過ぎる❗️あわよくば2人でラッセルなんて考えていたが、自分のペースでは日帰りに間に合わない。考えが甘かった。 森林限界を超え、仙丈ヶ岳がその美しい姿を現す。その稜線には雪が舞い、風の強さを物語っている。しかも山頂直下は急勾配のラッセル条件。HikariMono さんは臆する事なく稜線を進み始める。強風のラッセルの中で、自分の呼吸音だけを聞きながら必死に前を行くHikariMono さんを追う。 仙丈ヶ岳に登頂し倒れ込む私。登頂と共に、先程迄の強風が嘘のように凪いだ。息を飲むような絶景が、そこには広がっていた。厳しかった仙丈ヶ岳が、ひとときの祝福を与えてくれているのか❓この気高き仙丈ヶ岳の頂に連れて行ってくれたHikariMono さんには、感謝しかない。 また、山に登ろう。

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