流石に疲れたアルプストレーニング 沓掛山・久住山

2021.03.14(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 30
休憩時間
1 時間 5
距離
8.9 km
のぼり / くだり
633 / 633 m

活動詳細

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日曜日は天気が回復するというので、土曜日に長ものを1本脱稿して備えた。アルプス挑戦のためにザックと靴を買った。ザックはOSPREY「ケストレル」の38リットル、靴はシリオ。シリオは日本のメーカーで日本人の「甲高幅広」の足にフィットするように作られている。オッサンの足もその典型。店で履いてみると、確かにすっと足が包まれる感じがした。  新しい靴を買ったら早く履いてみたい。小学生の頃からの性癖。ザックはとにかく一度本番に近い重さを背負って歩いてみる必要がある。  重さをどうするか。最初から10キロでは無理するだろう。いつもなら水2リットルのペットボトルと500ミリリットル2本、ガスバーナー、食料で恐らく4キロくらいだろう。ならば、最低2倍には挑戦したい。ということで、2リットルを3本にする。それに多分必要ないだろうが、チェーンアイゼンを入れた。これで恐らく9キロくらいか。36・6キロのルート長、累積登り標高差2060メートルを3日かけてこなす。初めての体験なので、準備は怠れない。まあ、当日の天気次第ではあるが。  靴とザックの筆おろしは、やはり九重だろう。 相棒を誘ったが、返事がないのでソロで牧の戸峠を目指して5時半に出立。※後から相棒から釣果のメッセージが届いた、23センチのヤマメ。下山して相伴に与った。  8時半に到着した。前日の記録を見ると、霧氷が見られそうだ。登山指数はAだが、ガスっている。山の天気は登ってみないと分からない。靴は少しすき間がある感じがするが、まあいいか。 コンクリートの急坂を登り始めたとたん、「重たい」。息があがるのは毎度のことだが、足がいつもより上がらない感じがする…慣れていないからなのか、それとも体調なのか。少し不安になるが、そのまま登る。若い人から抜かれるが、こっちはそれどころではない。いつもなら休み無しで沓掛まで登るのだが、どうなることやら。展望台で若い人が休んでいるのを尻目に意地のオッサンはそのまま通過して沓掛までの急登を息を切らしながらえっちら登る。オッサンより年上の人を数名抜いて、ようやく到着。ここまで身体に鉛をつけた感じで登ってきた。大リーグ養成ギブスならぬアルプス登頂養成装備。  阿蘇五岳は今日は全く見えない。一服して再び登り始める。いつもの重さではないのでバランスを崩さないように岩場を慎重に登り下る。霜柱が立っているので、帰りは溶けて悪路になるだろう。それは織り込み済み。  天狗ヶ鼻分かれ、星生分かれをそのまま過ぎて避難小屋。ここで一服して一気に久住を目指した。寒い。霧氷が山肌にきれい咲いている。久住分かれへのダラダラ登り。いつもならそんなに苦でないのに、2倍強の重さを背負っているだけできつい。  久住頂上への急登も心が折れそうになるが、休みなしで一気に登って登頂。あ~何とか登れた。風、ガスが強いので、そそくさと下山開始。下り道で新しい靴の効果を測るのも今回の目的。これまで下りで足を痛めることがあった。今回は硬い靴底なのでどれだけ威力を発揮するか楽しみだ。うん、急斜面だが比較的ガレが少ない久住の下りは、まずまずの安定感だ。 避難小屋で山飯。最近マイブームの茹でたウィンナーソーセージをあてにしてお神酒をいただく。至福のひと時。食べ終わって一服しようとするが火がつかない。手でしばらく温めてもつかない。諦めて再び下山開始。後から気づいたのだが、携帯灰皿をこの場所に忘れてしまった。ヤマップのフォロワーの方々にお願いです。久住に登られて避難小屋に寄られたら、小屋の向かいの岩場に鉄製の丸い携帯灰皿があったら、ご迷惑でしょうが、回収していただくと助かります。オッサンもまた登るでしょうから、その時は必ず回収しますが、忘れたとは言え、山に一時もゴミを放置しているのはどうも心苦しいので、よろしくお願いします。下山して処分していただくと幸いです。  さあ、お待ちかねの、悪路が始まった。ぐちょぐちょ。オッサンはこの道を「チョコレートルート」と名付けた。経験した人は分かるだろうが、溶けた土はまさにチョコレート。おろしたての靴が泥にまみれる。仕方が無い。 最後のコンクリート道は、ザックの重力と靴への信頼感もあいまって駆け足で下りた。新しい靴は心強い味方になってくれそうだ。ザックも容量は大丈夫そうだし、怪我して登った時だけ使った1本のストックもきちんと最後まで収まった。重たいのに肩に負担がかからないから、これも心強い。アルプスでお世話になるツールの試運転はまずまず。後はオッサンの体力と重たさへの慣れか。 令和3年の山行はこれで9回目。18ピーク(重複なし)。

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