3度目の正直、登頂ならず(唐松岳)

2021.03.14(日) 日帰り

活動データ

タイム

01:27

距離

2.5km

のぼり

209m

くだり

205m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
1 時間 27
休憩時間
27
距離
2.5 km
のぼり / くだり
209 / 205 m
1 28

活動詳細

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2度あることは3度ある。3度目の正直でまた撤退。 今回は判断の遅れからスタート時間が前回より更に遅くなっていた。それでも、ギリギリ13時半くらいまでは登りに時間をかけられると決めスタート。 八方池山荘スタート直後から相当強い風が有ったが、前々回の強風の経験があるし、今日の天候は好転することが分かっていたので強引に前に進みました。 日帰り予定としては完全に出遅れ、視界に入る先行者も数まばらでしたが、強風にあおられ立ち止まる方々を横目に更に進みます。 ふと気がつくと、先行者の姿が見えなくなりまた更に風が強くなったと感じ、両ポールをケルンの影でピッケルに変更。 バックパックをそのまま置こうものなら立ち所に持っていかれそうな風でした。 もちろん身体も同様に、膝を雪面に着けて暴風を凌いだり、僅かな隙に少しづつ前に進む。という時間がしばらくありましたが、スタートが遅かっただけに、今回も登頂は無理そう。 下山を決めました。 さて余談ですが、私が撤退を決めた時に、すぐ後ろに10人前後のグループが迫っていました。自身が膝を着き風に耐えている時にそのグループの様子も時折見ていたのですが、そのグループのリーダーらしき方の凄い存在感が印象的でした。ピッケルを両手に構えて、両足を大きく開き、強風にも動揺しないような、しっかりした足取りでした。 その姿を真似るようにして続く皆さんが一歩一歩団子状にまとまってついてくるのです。 私がその目の前で撤退を決めて下山し始めると、逆にそのグループの皆さんは先頭にリーダーらしき人、最後尾にサブリーダーらしき人、さっと隊列を整えて山頂方向に向かい進み始めました。 想像だけですが、この方々はもしかすると日帰りでは無く、何処かで泊まりの予定かもしれません。その場合日帰りの私とはちょっと状況が違いますが、それにしても経験豊富なリーダーがいらっしゃるということは凄い事だな、と感じました。 下山後今日の山行について考えてみました。 今回も風と戦ってしまった、登頂を意識しすぎていた。 山行そのものを楽しむべきでした。風の中の山行だって安全を確保しながら楽しめたはずです。 場合によっては、時間の許す限りあのグループの後から着いて行って勉強させてもらう事もできたはず。 あのリーダーらし方の、強風の中でのドッシリした姿勢が色々な意味で凄く参考になりました。

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