焚き火と燐寸 日向沢ノ峰

2021.03.10(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 21
休憩時間
48
距離
22.3 km
のぼり / くだり
2021 / 2021 m
2
18
1 2
14
7
23
38
6
46
15
28
3
13
11
15
13
18
15
8
6
23

活動詳細

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たきびとマッチ ひなたざわのうら 消えゆく定めと消せない話 私がまだ小学生だった頃、遊びに出掛けるときの必須アイテムは肥後守(ひごのかみ)と象印の燐寸(マッチ)だった。今の時代なら有り得ないことかと思うが、このふたつをポケットに忍ばせて朝から夕方まで何も持たずに遊んでいても不自由無く過ごせていたのは自然からの恵みと先人からの教えのお陰で、遊びから多くのことを学び知恵を授かっていたのだと改めて思う。 つい最近の話、テレビから各地で山火事が起きたニュースが流れていたがその原因のひとつに焚き火の後始末が不十分だったとある。奥多摩や奥秩父の山域を歩いていると登山道脇で焚き火をした跡を見掛けることがたまにある。焚き火が燃え尽きたのか後始末などは全くせずに立ち去っていることがうかがえて、よく火事にならずに済んでいるなと苦々しく思っていたのだ。熾火(おきび)が消せずに残れば埋もれた火種は消えず掘り起こすとすぐに着火することは子供の時から知っていて、腐葉土積もる森なら尚のこと燻り(くすぶり)、杉の葉なら間違いなく一気に燃え上がる怖さがあり当日の強風吹き荒れる山に思いを巡らしていた。 そう言えば、同世代なら誰もが知ってる筈の老舗で業界シェアNo. 1の兼松日産農林がマッチ製造販売事業から撤退したニュースを少し前に見た。子供の時、いつもポケットに忍ばせていた必須アイテムもひとつずつ消えて行くのは時の定めか?古き良き時代を懐かしみ歩く今日の山 日向沢ノ峰(ひなたざわのうら)である。 この山は奥武蔵の有間山稜の端にあり、先週歩いた長沢背稜の起点となるが訪れる人の少ない静かな山域の山。 計画では、名栗村のさわらびの湯から登山を開始し、白谷沢を詰めて棒ノ折山へ登り都県境尾根を抜けて日向沢ノ峰へ登る予定。下山は有間山稜から蕨山を経て金毘羅尾根へ抜けて戻る周回コースを考えているが、またも行程が20kmを越え標準コースタイムも11時間となるコースには厳しさしか感じないのだが敢えてトライをしてみるつもりでいる。 登山は、名栗湖を周り白谷沢から沢沿いに棒ノ折山へ向かう。このコースは、なんちゃって沢登りの体感できる人気のコースで休日などは大勢のハイカーで賑わうが、過去に死亡事故や遭難事故が複数発生している所であり油断などできない悪路が待ち受けている。最初の一座となる棒ノ折山へ難なく登れば、山頂から望む奥武蔵や奥多摩の山並みは遮るものもなく足元から広がる眺望に誰もが目を見張るのは間違いがない。だが、ここで終わりでは無く、ここから長く苦痛となる登山が始まるのだと心して掛かるのだ。山頂から続く都県境尾根へ足を入れ、何度となく繰り返すアップダウンには今回も体力を削がれ息も絶え絶えになる程だが、見上げるだけでも辟易とする急登の先に目指す山の頂があった。 日向沢ノ峰(ひなたざわのうら)である。 この山を目指す登山者などまったくいない寂しい山だが、あえて選んだ山に満足の時を過ごしている。晴れていれば頂きからの展望は素晴らしく、振り返れば今回もよく歩いているなと感心をするが、いつもと同じにここからの下山もいやらしさの際立つ長い道程が待っていて、少しの休憩を挟み下山へと足を進めていくのである。 ふりかえり 懲りもせず、20kmを超える長く厳しいリハビリ登山を続けているが、行くたび痛む足と削がれる体力には泣かされながらも今度こそはと奮起している。まだまだできる筈!まだまだできる筈!と呪文のように暗示を掛けていて、そんなに単純じゃ無いが言うだけはタダだし気分は確かに上がるはず。😌 今日も、おつかれ山〜

武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 さわらびの湯から登山開始です!
さわらびの湯から登山開始です!
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 名栗湖の湖畔を歩き登山口へ向かう。
正面が有間山稜!あそこ迄いくんです!遠いねー😁
帰って来なくちゃいかんし😭
名栗湖の湖畔を歩き登山口へ向かう。 正面が有間山稜!あそこ迄いくんです!遠いねー😁 帰って来なくちゃいかんし😭
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 棒ノ折山の登山口!ここから登り始めます。
棒ノ折山の登山口!ここから登り始めます。
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 沢沿いの登山道は癒されますね!
沢沿いの登山道は癒されますね!
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 ゴルジェの中を抜けていきます
ゴルジェの中を抜けていきます
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 一気に沢を登っていく
一気に沢を登っていく
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 2回目のゴルジェ入り口
2回目のゴルジェ入り口
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 急な岩場が待っています。鎖は不安定なので三点確保で岩をつかみながら登ります
急な岩場が待っています。鎖は不安定なので三点確保で岩をつかみながら登ります
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 結構高度を上げていきますので注意を!
結構高度を上げていきますので注意を!
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 振り返るとこんな感じです
振り返るとこんな感じです
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 まだ登ります。結構急登の岩場で、滑落に注意ですねー
まだ登ります。結構急登の岩場で、滑落に注意ですねー
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 林道と交差します。以前は東屋が有ったんだけど、雪でつぶれちゃったんです。
林道と交差します。以前は東屋が有ったんだけど、雪でつぶれちゃったんです。
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 ここが最後の水場です。
ここが最後の水場です。
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 こんな感じで水量も多いですね!
こんな感じで水量も多いですね!
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 ここから急登を登ります。
ここから急登を登ります。
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 峠に到着!棒ノ折山山頂まではもう直ぐのところですね
峠に到着!棒ノ折山山頂まではもう直ぐのところですね
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 山頂です。
山頂です。
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 山頂から見る景観は最高ですね!右端に大持山が、その奥に武甲山が見えています。
空気が澄んでいれば日光白根山や男体山も見えます。
山頂から見る景観は最高ですね!右端に大持山が、その奥に武甲山が見えています。 空気が澄んでいれば日光白根山や男体山も見えます。
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 ここから先の都県境尾根を歩きますが、日向沢ノ峰までは初心者不向きのコース!激しいアップダウンが連続し踏み跡も怪しいところがあります。
ここから先の都県境尾根を歩きますが、日向沢ノ峰までは初心者不向きのコース!激しいアップダウンが連続し踏み跡も怪しいところがあります。
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 はじめゆるゆるの稜線歩き
はじめゆるゆるの稜線歩き
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 木々の向こうに見える尾根が、下山で通る尾根!ため息が出ます!
木々の向こうに見える尾根が、下山で通る尾根!ため息が出ます!
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 鞍部に下ります
鞍部に下ります
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 左手に川苔山が見えています
左手に川苔山が見えています
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 これから向かう山々
これから向かう山々
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 行く手が怪しいぞ!
行く手が怪しいぞ!
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 ガツンと鞍部に下りていく。ロープがあるが、確実に三点確保で下ります。
ガツンと鞍部に下りていく。ロープがあるが、確実に三点確保で下ります。
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 鞍部に下りて・・・
鞍部に下りて・・・
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 すぐに登り返しの急登があるが壁にしか見えん😱
すぐに登り返しの急登があるが壁にしか見えん😱
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 また鞍部へ下る
また鞍部へ下る
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 急斜面の岩場
急斜面の岩場
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 痩せ尾根もありますね
痩せ尾根もありますね
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 急登が😭
急登が😭
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 高圧線の鉄塔の向こうに日向沢ノ峰が。もう少しだが、まだ鞍部へ下りウンザリするほどの登り返しが待っている。😩
高圧線の鉄塔の向こうに日向沢ノ峰が。もう少しだが、まだ鞍部へ下りウンザリするほどの登り返しが待っている。😩
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 急登の取り付き。上を見上げても先が見えん!
急登の取り付き。上を見上げても先が見えん!
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 有間山への迂回路
有間山への迂回路
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 急登をヒーヒー言いながら登る
急登をヒーヒー言いながら登る
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 あと少しで山頂?
あと少しで山頂?
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 残念!稜線です。
残念!稜線です。
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 やっと今回目指した山。
日向沢ノ峰の山頂です。
やっと今回目指した山。 日向沢ノ峰の山頂です。
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 山頂から見えるラスボス!
今日は霞んでいました。
山頂から見えるラスボス! 今日は霞んでいました。
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 とんがり山が蕎麦粒山
とんがり山が蕎麦粒山
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 下山開始
下山開始
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 オハヤシノ頭山頂
オハヤシノ頭山頂
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 有間山稜はここから右手奥の尾根に入る。蕎麦粒山・一杯水への道標はあるが、有間山方面への指示はなく、案内板は右手に小さな看板があるが見えにくく、見落としやすい。注意です!
有間山稜はここから右手奥の尾根に入る。蕎麦粒山・一杯水への道標はあるが、有間山方面への指示はなく、案内板は右手に小さな看板があるが見えにくく、見落としやすい。注意です!
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 こんな表示がありますが、川苔山方面から来ると裏面しか見えず気づきにくいです
こんな表示がありますが、川苔山方面から来ると裏面しか見えず気づきにくいです
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 有間山稜へ入ります
有間山稜へ入ります
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 途中の鉄塔から見える秩父方面の山々と浦山ダム
右の山は武甲山かな?
途中の鉄塔から見える秩父方面の山々と浦山ダム 右の山は武甲山かな?
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 高圧線の鉄塔
高圧線の鉄塔
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 下山中に名郷から登って来た登山者(左)は東日原まで行くと言う、この方、我々と同年齢ながら今後の目標は谷川岳馬蹄形日帰りだという!😱 
エール交換をして下山してきました。負けてられません😁
下山中に名郷から登って来た登山者(左)は東日原まで行くと言う、この方、我々と同年齢ながら今後の目標は谷川岳馬蹄形日帰りだという!😱  エール交換をして下山してきました。負けてられません😁
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 この稜線を歩いて来たんです!
一番奥の端が高水山、岩茸石山、黒岳、棒ノ折山・・・と続いていますね!
この稜線を歩いて来たんです! 一番奥の端が高水山、岩茸石山、黒岳、棒ノ折山・・・と続いていますね!
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 有間ダム(名栗湖)が見えます。朝、あそこからこちらを見ていたんですね!
有間ダム(名栗湖)が見えます。朝、あそこからこちらを見ていたんですね!
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 山頂標識に万歩計😁
誰かの忘れ物。
山頂標識に万歩計😁 誰かの忘れ物。
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 稜線は、強風吹き荒れていて寒い!
稜線は、強風吹き荒れていて寒い!
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 有間峠を横断します。登山口は右手に進み左のコンクリートの壁の切れたところから登ります
有間峠を横断します。登山口は右手に進み左のコンクリートの壁の切れたところから登ります
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 また登って鞍部へ下りての繰り返し!後半もこれが続きます。
また登って鞍部へ下りての繰り返し!後半もこれが続きます。
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 鞍部へ下りて登り返す急登の先に有間山の最高峰、タタラノ頭があります。
鞍部へ下りて登り返す急登の先に有間山の最高峰、タタラノ頭があります。
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 急です!
急です!
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 有間山最高峰!ここ迄来たらもうしめたもんです!・・・と思っていたらとんでも無かった
有間山最高峰!ここ迄来たらもうしめたもんです!・・・と思っていたらとんでも無かった
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 ここから登山口のさわらびの湯までアップダウンを繰り返し長い急斜面が続きますよ!
もう嫌っ!って位に😭
ここから登山口のさわらびの湯までアップダウンを繰り返し長い急斜面が続きますよ! もう嫌っ!って位に😭
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 林道を跨ぎます
林道を跨ぎます
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 やっと名栗湖が見えてきたが、まだまだ遠いぞ!
やっと名栗湖が見えてきたが、まだまだ遠いぞ!
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 金刀比羅神社の跡地
金刀比羅神社の跡地
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 ここから登山口までも急斜面で歩き辛い山道が続きます。ほとんど廃道に近く荒れています。一応登山道なんですが。
ここから登山口までも急斜面で歩き辛い山道が続きます。ほとんど廃道に近く荒れています。一応登山道なんですが。
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 登山口近くにあった金刀比羅神社
登山口近くにあった金刀比羅神社
武甲山・伊豆ヶ岳・小持山 登山口が有るお墓の脇に出ます。道路を渡るとさわらびの湯の入り口です。
はぁー疲れたー
登山口が有るお墓の脇に出ます。道路を渡るとさわらびの湯の入り口です。 はぁー疲れたー

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