活動データ
タイム
09:53
距離
10.1km
のぼり
741m
くだり
743m
活動詳細
すべて見る三峰五禅頂、古の修行者達が登った道。 その由緒は男体山を開山した勝道上人にある。 そんな古の出来事に思いを馳せ、本日は冬峰ラストの山である鳴虫山へ(冬峰とは冬に行われていた入峰修行のことである)。 本日は憾満ヶ淵より出発し、鳴虫山を経て左周回のルートを取ることにします。 上々だった天気も、独標、合峰とピークを踏むうちに雲が出てきて、太陽は雲に隠れることが多くなる。 登りと謂えども、太陽が隠れてしまうと流石に肌寒い。 ところが、そう感じた瞬間、日差しが戻って体を暖めてくれる。 きっと、山の神様が我々を見守っているのでしょう。 鳴虫山の山頂では、昨日仕込んだバターチキンカレーと、さつまいも入りポテトサラダを頂きます。 あいにくの天気で展望はいまひとつでしたが、山頂で食べるカレーはこの上なく格別。 バターチキンカレーは私の十八番、味は保証します。 でも、他の登山客がいる中、カレーの何とも良い香りを漂わせて本当すみません。 下山は神主山、天王山を経て日光市街地へ。 鳴虫山登山は本日で2回目でしたが、意外にも細尾根が多く、崩壊地形であることに気づく。 鳴虫山の本意は、薙ぎムシリ山であったという説も頷けます。 市街地へ下り立つと、修行目的とは関係があまりなさそうな日光ぷりん亭へ。 しかし、店の前には何と休業中の貼り紙が… でも、ここで諦めてはいけません、隣にある雲IZU日光店でSOPPO焼きを頂きます。 本当はカスタード入りが良かったのですが、何と私の目の前で売り切れ。 やはり、これも修行だったんですね。 代わりに粒あん入りを買いましたが、熱々のたい焼きのようでいてとても美味しい。 SOPPO焼きを齧りながら、ふと前を向くと本宮神社があることに気づく。 本宮神社は勝道上人ゆかりの神社、神社奥にはかつて四本龍寺があったという。 冒頭の三峰五禅頂は、この四本龍寺から始まりここで終わる(時代によっては異なる)。 四本龍寺は現存しないが、境内には三重塔と観音堂が残る。 かつての勝道上人の息吹が伝わってくるかのようでいて、とても居心地が良い。 神社を後にして、路辺にある本宮カフェでコーヒーブレイク。 お洒落な佇まいのその店内で、HONGUコーヒーを頂きます。 ゆっくりとコーヒーを満喫した後は、憾満ヶ淵駐車場へ戻ります。 大谷川沿いの道を歩いて行くと、目の前には山間に沈みゆく夕陽。 いつしか天気も上向きとなり、最後まで山の神様が見守り続けてくれたのでしょう。 いつかの勝道上人も、きっと同じような夕陽をここで見たことでしょうね。
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