Mission！お日様より早く登頂せよ！守門岳

今回は頑張って長文です 読んで下さった方、何かしらの反応お待ちしております 笑 3月になりました もう厳冬期は過ぎただろう！ というわけで久しぶりにして 新潟に来てからは初めての朝駆けです☀️ そういえば「登山 朝駆け」ってググると九州のことばかり出てくるのだけど 全国的には言わないのか！？ どうなんだい？ さて本筋に戻りましょう 今回は東洋一の大雪庇でお馴染み 冬の守門岳に登ってきました 前日から天気はすこぶる良好な予報だったので 本当は前日から雪上キャンプしてから楽々と出発する予定だったの けど前日の朝が−10°Cほどまで冷え込んだもんで それにびびってしまいテント泊は中止 車中泊でもいいかと思ったのだけどそれだと泊まる意味もないので 朝2時すぎに家を出て3時に二分からスタート 早朝でも駐車場はすぐ満車になるらしいがさすがに・・・ と思ったのに１台止まってる！？ やるな😆 真夜中の雪道とは言えガッツリトレースがついて踏み固められているので 迷うことなく、つぼ足になることもなく快適 気温は思ったより暖かい 氷点下であろうが動いているとすぐに汗だくになるので 10分後にはロンTにレインウエアというライトな格好になった それでも何が起こるかわからない冬山なので持ち物はガッツリ冬装備 軽い気持ちで冬の それも夜の山に挑んではいけない 思ったより避難小屋までが長いしアップダウンがあり時間がかかる というかまず登山開始時刻が予定より30分遅れているのだ！ なぜかと言えば家からもっと近いと思ったから 笑 あまり早く山頂についても寒いだけなので 割と攻めた時間計画だったもので30分の遅れは大きい それゆえ少々焦りながら歩いていたのである せっかく日の出を拝みに登っているのに・・・しかし太陽は待ってはくれぬ！！ 焦ったってしょうがないし、むしろ危険なので焦るな！ と自分に言い聞かせる さぁ果たして日の出に間に合うのか！？ 途中から12本爪アイゼンも装着 これは初めて使うのだが案外いいね👍 雪は夜の冷え込みでガッチガチなので爪が良く食い込む 楽しいものである ようやく保久礼（ほっきゅれ）小屋に辿り着いた 時間は・・・予定より30分遅れ 巻けていない・・・だと そんなこと言ったってしょうがない 最悪日の出に間に合わなくても雲もないいい天気だ 景色は堪能できるだろう くらいにして気楽に登っていく 小屋からはひたすら登り しかもまぁまぁ急な傾斜である 凍ってるしアイゼンなかったら無理だったろうな 途中振り返ると満月が輝いている 下界では町の明かりも灯り始めたではないか ようやく森林帯を抜けてだだっ広い雪原が姿を現した 風が吹き始めるがまだ弱いし涼しくてちょうどいいくらいだ BCの人たちのスキーやボードの跡が目立つ ここで滑ったら楽しいだろうな この雪原まで出れば大岳の山頂まであとちょっと のはずだし、偽ではなさそうなピークが見えているのだが 歩けど歩けどピークは近づかない YAMAPで確認すると標高差は40m もういくらもないはずなのだが遠い さすがに疲労感を感じてきた時 一瞬にしてピークに到達したのだ 何を言っているかわからないと思う 私にもわからない 夜の雪山では距離感覚がぶっ壊れるのかもしれないね 不思議な体験だった そして山頂 まだ日は登っていない！！ 時間は予定通り！ 頑張ったぞ💪 それにしても山頂の風が暴力的に強烈！ 着いたーって感動に浸る暇もなくツェルトを出して包まる ツェルトがあるだけでだいぶ違うがそれでも寒い すぐにセーターとダウンを取り出して装備するが ツェルトが風で煽られてるから中が狭くてうまくいかない なんとか着られた時には手の感覚が… すぐにお湯をステンレスカップに入れて手を手袋越しに温める あったけ〜 まるで温泉に入ったかのような温かさ♨️ さすがに言い過ぎだがそれくらいの感動はある お湯最強 それからカメラセットして撮ってるだけの余裕はあったので 今回は私の勝ちです！ できれば守門岳山頂まで行ってモルゲンロートが見れることに期待していたが そこまで行くと途中で日が昇ってしまうので断念 必ず見れるものでもないし、まぁいいでしょう 日の出は最高に美しかった 雪山での太陽があんなに輝くものとはね この瞬間、間違いなく私は世界で一番幸せな人間の一人だったでしょう そして噂の大雪庇もスンゲェ！ 写真では見ていたんだけど実物見ると全然違う これは東洋一、いや世界一だわ と思ってしまう 日の出を堪能してから守門岳まで移動 この山は360°見渡せるから魚沼周辺の山々が超綺麗に見える 遠くには佐渡や妙高、たぶん飯豊山脈まで もちろん越後三山も眺められた 下山中もずっと眺めていられたので大満足だ まぁ下山がびっくりするほど長くて 後半は体力尽きかけていたけど 笑 そんな3月の始まりでした。