※活動データの数値は何故か飛んでます。山行の参考にされる方はグラフをご覧になって下さい。 冬の雪山はやらないと決めていましたが、昨年末の鈴鹿セブンの藤原岳で雪歩きを体験し、その景色の美しさにすっかり心を奪われて気が変わってしまいました(笑 そしてこのたびチェーンスパイクを卒業して12本爪アイゼンとピッケルをついに購入。YAMAPでいろんな雪山を検索した結果、標高差・歩行距離・難易度を総合して唐松岳にターゲットを絞りました。 が、唐松岳のレポートを見ると強風や視界の悪さで撤退をしている人が少なくありません。自分のレベルからすると、行くならば晴天かつ風の穏やかな日でないと無理。週末の天気予報と天気図を毎日チェックしていたところ、この日曜日であればこの条件に当てはまりそうであったため、遠路はるばる白馬まで行って参りました! 【駐車場事情】 八方尾根スキー場の駐車場を利用します。ゴンドラ駅近くの便利な駐車場は1000円取られます。徒歩10分くらい離れた所には無料駐車場があるので、登山者はみんなこちらを利用しているようでした。 【ゴンドラ事情】 冬の唐松岳に登るには八方尾根スキー場のゴンドラとリフト2本を乗り継いで、八方池山荘から登山開始となります。この日は絶好の登山(スキー)日和だったためゴンドラのチケット売り場もゴンドラの順番待ちも激混み。どんな状況かは写真とコメントを参照下さい。 私の後ろにも、ものすご~くたくさんの登山者が並んでいたので、その方々は登山開始時間がかなり遅くなって大変だったと思います。下りの最終リフト時刻が15時20分で、それまでに八方池山荘に戻って来なければなりませんので・・。 登山の様子は画像にコメントしておきます。興味のある方はどうぞお読みになって下さい。 【備忘録】 八方山荘気温:-4℃ ポカリ:500cc お湯:200cc ザック重量:12kg(アイゼン含む)
ゴンドラのチケットを買うための行列。 7時に並んだ人で45分後にチケットが買えた
チケットを買ったら、今度はゴンドラの乗車待ち。 7時45分に並んで8時20分に乗車。 コロナ対策で6人乗りのゴンドラに少人数乗車のためなかなか列が進まない・・
ゴンドラ終点駅に美しいトイレがあるのでここで用を済ませておく
ゴンドラを下りて1本目のリフトに乗り換える
スキーヤーやボーダーと一緒に登山客もリフトに乗る面白い光景。 ちなみにザックは前側に持っておかないとリフトに座れません(笑)
2本目のリフトに乗ると左手に五竜岳、鹿島槍、遠見尾根が見えて来た
天空に向かう2本目のリフト。 空は白馬ブル~
2本目のリフトを下りて、ここが登山口となる。 皆さんここでアイゼンやスノーシューを装着
登山口から北側に目をやると白馬三山が目に飛び込んで来た! 左から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳
12本爪アイゼンを装着 慣れていないので歩くのに疲れた(^_^;)
飛行機雲が近い。 この日はバックカントリーのボーダーやスキーヤーもたくさん登っていた
第二ケルン越しの白馬三山
名物の八方ケルンは超巨大!
八方池のある辺りだが、冬は積雪で池の面影もない。 夏に来て、池の水面に映る白馬三山を見てみたいなぁ~
八方池のケルン。 このルートには本当にケルンが多い。 少しガスが出ると道を見失いやすいということだろう
勾配がキツイところも多々あり
振り返ると歩いて来た尾根が見える。登山者が蟻の行列のように続いている
尾根から少し下がったところにテン泊している人がいた・・(^_^;) ワイルドだわ~
アルプスは壮大~。 ようやく半分を過ぎた辺り・・・
丸山ケルンに到着
かなり標高が上がり五竜岳を横目に見られるようになってきた。 左奥には鹿島槍が見える
この辺りはナイフリッジになっているので慎重に進む。
唐松山荘東側のピークに着くと、唐松岳がはっきりと見えた! その右は日本三大キレットの不帰キレット。
唐松岳山頂に到着~! 正面に剱岳と立山連峰がドドーン!!
南側を見ると槍ヶ岳が! その左には奥穂も。 距離にすると40kmほど離れている
唐松岳の頂上で剱岳を見ながら、本日の昼メシのどら焼きを食べる
頂上から西側に目をやると、なんと日本海とその奥には能登半島までが見えた!
南東方向の遠方を見ると左側に八ヶ岳の特徴的な山容、手前の右側は美ヶ原の王ヶ塔が。そして中央付近に、な、な、なんと富士山が見えた~! 石川県と静岡県が同時に見えるなんて、ちょっと感動(^^
名残惜しいが下山を開始。 山小屋の上に浅間山、その左に四阿山が見えた。 最終リフトは15時20分なので間に合うように下りないと・・(^_^;)
リアル雪庇を初めて見た。 気付かずに乗ると危険が危ない
妙高方面の山々を眺めながら下山の歩みを進める
午後になると光の当たる角度が変わって、五竜岳の表情も変わってきた
シュカブラもきれい
積雪3mなので、雪面より出ている木はほどんどない
八方池のところで撮ってもらった
下りでの八方ケルン。 良い顔してるね~(^^
だんだん日が傾いて来た。最終リフトに間に合うように急がねば・・・
リフト乗り場が見えて来た! 無事に最終リフトに間に合った(^_^;)
アイゼンを脱いでリフトで下山。 上るスキーヤー、下る登山者。
下山後は麓にある天然温泉「八方の湯」に入ってから帰路につく。ここの露天からは白馬三山を眺めることができる。お湯はアルカリ性で肌ツルツル系。
白馬駅前のパタゴニアは入場待ちしていたので、残念ながら立ち寄らず。
道の駅白馬の「ざるそば」は手打ち。そのへんの下手な蕎麦屋よりも断然美味しい。麺は細目で喉越しがとても良い。
本日の山行の締めは、道の駅白馬の、ラズベリーソフトクリームミックス。 これまた美味しかった。。 本日も一日お疲れ山でした。
この活動日記で通ったコース
唐松岳(八方池山荘)
- 06:19
- 9.5 km
- 1003 m
- コース定数 24
八方尾根から唐松に向かうルートは上りと下りにリフトとゴンドラを利用でき、標高1800m付近まで上がることができる。山頂までの標高差も800mと、楽なアプローチで登山時間も短く、難所もないため、初心者の北アルプスデビューにはよいかもしれない。