歴史を感じる切通し「鎌倉古道」、衣張山(鎌倉)110.

2021.02.28(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 39
休憩時間
1 時間 37
距離
7.6 km
のぼり / くだり
253 / 253 m
59
19
22

活動詳細

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学生の頃、ふと目にした切通しの写真に憧れて「朝夷奈切通し」を歩いたことがある。 頼朝が鎌倉に幕府を開いた大きな理由は、南は海に、北東西は山に囲まれ敵の侵入を防ぎやすい地形だったから。そして、物資運搬のために山を切り開いて造った道が「切通し」と呼ばれ「朝夷奈切通し」は鎌倉七口の一つ。 当時は、歴史に強い関心があった訳でもなく、雑誌に掲載されていた写真に憧れ、自分もここで同じような写真を撮ってみたいという理由からだった。目的地に着くと足元は雨が降った訳でもないのに濡れていて滑りやすく、女性が一人歩きするにはとても寂しい所だったと記憶している。それでも、ここはと思う所を何度も行ったり来たりして時間が経つのさえ忘れて写真を撮ったことが懐かしく思い出されます。そんな思いをして撮った写真は今どこに眠っているのやら。 コロナ禍で、それならと最近地元の山やお寺巡りを始めた。中でも、浄妙寺辺りを歩く機会が増え、その行き帰りにふと目にした「大御堂橋/釈迦堂口切通」の道路標識が学生時代の自分を再び呼び覚ました。早速調べてみるとこの切通し(洞門)は鎌倉七口には入らないが中世の面影を残す、訪れる価値のある切通しの一つとあり、写真を見るとその姿に心が動いた。崩落による通行止とあった。が、それでも(それなら)行ける所までと期待して向かうことに。しかし、結果は…。更に、調べていくと2012年から通行止は愚か?もっと奥深いものにぶつかった。いつの日か歴史の街、鎌倉らしい景色を再び目にふれることが出来たらと願って止まない。 コース🥾 鎌倉駅前 → 大御堂橋/釈迦堂口切通 → 釈迦堂切通し → 報国寺への分岐 → 衣張山ハイキングコース入口 → 衣張山山頂 → 公園 →パノラマ台 → お猿畠の大切岸 → まんだら堂やぐら群入口 → 名越切通 → バス停「緑ヶ丘入口」→ 鎌倉駅前 衣張山のハイキングコースは、金沢街道沿い浄明寺付近から衣張山を経て名越切通しまでの約1時間程度のハイキングコース。その一部は、観音霊場巡り坂東三十三ヶ所の第一番札所の杉本寺と第二番札所の岩殿寺を結ぶ巡礼道と呼ばれています。 衣張山は、鎌倉市街の東に位置する標高120.6mの山。鎌倉市街を一望でき、晴れた日には相模湾から江ノ島、遠く富士山まで眺望できます。 鎌倉の歴史を肌で感じる楽しい山歩きが出来ました。

鎌倉アルプス(大平山・天台山) 通る度に気になっていた標識。
「大御堂橋/釈迦堂口切通」
通る度に気になっていた標識。 「大御堂橋/釈迦堂口切通」
鎌倉アルプス(大平山・天台山) この先へ。
この先へ。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 憧れた「釈迦堂切通し(洞門)」
もう少し元型を残しているかと期待をして来たのですが…。竹藪状態。残念でした。見たかったなぁ~。
憧れた「釈迦堂切通し(洞門)」 もう少し元型を残しているかと期待をして来たのですが…。竹藪状態。残念でした。見たかったなぁ~。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 当時の「釈迦堂切通し」
新版改定  「鎌倉観光文化検定
公式テキストブック」より
当時の「釈迦堂切通し」 新版改定 「鎌倉観光文化検定 公式テキストブック」より
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 報国寺への分岐(「上杉朝宗(ともむね)」及氏憲(うじのり)邸阯」)の石碑をまっすぐ進むと、
報国寺への分岐(「上杉朝宗(ともむね)」及氏憲(うじのり)邸阯」)の石碑をまっすぐ進むと、
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 右手に住宅街。坂道を登って。
右手に住宅街。坂道を登って。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 「平成巡礼道」(案内板)衣張山ハイキングコース入口
「平成巡礼道」(案内板)衣張山ハイキングコース入口
鎌倉アルプス(大平山・天台山) やぐらと気付かず、中は覗かなかった。
やぐらと気付かず、中は覗かなかった。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 倒木を跨いだり、
倒木を跨いだり、
鎌倉アルプス(大平山・天台山) くぐったりして先へ進みます。(つとむさんのレポを拝見していたので、早速、入口から倒木でも驚かなかった。)
くぐったりして先へ進みます。(つとむさんのレポを拝見していたので、早速、入口から倒木でも驚かなかった。)
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 杉木立の山道を奥へと進みます。
杉木立の山道を奥へと進みます。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 大きな岩。猿の顔に見えたりして。
大きな岩。猿の顔に見えたりして。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) ここにも大きな岩‼️何だか凄い‼️でも、しっかり守られています。傍らに「道祖神」が。
ここにも大きな岩‼️何だか凄い‼️でも、しっかり守られています。傍らに「道祖神」が。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 何とも愛らしい。添えられた水仙が一際目をひきます。
何とも愛らしい。添えられた水仙が一際目をひきます。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 玉縄桜🌸数日前の強風に耐え、まだ、咲いていました。
玉縄桜🌸数日前の強風に耐え、まだ、咲いていました。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 素敵な眺望です。
素敵な眺望です。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 来て良かった‼️
来て良かった‼️
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 撮って頂きました。
撮って頂きました。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 山頂は、開けて展望が良く、
山頂は、開けて展望が良く、
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 近くに五輪塔と、お地蔵さまも。巡礼道らしさを感じます。
近くに五輪塔と、お地蔵さまも。巡礼道らしさを感じます。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 「鎌倉市子ども自然ふれあいの森」(ハイランド付近)
「鎌倉市子ども自然ふれあいの森」(ハイランド付近)
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 公園内、片隅のお地蔵さま。
公園内、片隅のお地蔵さま。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 傍らの愛らしい表情がたまらない。
傍らの愛らしい表情がたまらない。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) お稲荷さんもありました。
お稲荷さんもありました。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 「関東の富士見百景」案内標識
「関東の富士見百景」案内標識
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 「お猿畠の大切岸(おさるばたけのおおきりぎし)」
「お猿畠の大切岸(おさるばたけのおおきりぎし)」
鎌倉アルプス(大平山・天台山) これっ☝️当初は、石切場でそれが大きな崖となったと推測されています。
これっ☝️当初は、石切場でそれが大きな崖となったと推測されています。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 名越の切通し方面へ。
名越の切通し方面へ。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 「市指定  石造建造物  石廟  二基」
「市指定 石造建造物 石廟 二基」
鎌倉アルプス(大平山・天台山) ひっそりと建っていました。(鎌倉末期~南北朝期に掛けて造られたものらしく、それまでの木造墳基堂を石で造ったものであろうと言われ、大変珍しいものだそうです。)
ひっそりと建っていました。(鎌倉末期~南北朝期に掛けて造られたものらしく、それまでの木造墳基堂を石で造ったものであろうと言われ、大変珍しいものだそうです。)
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 「名越切通(なごえきりとおし)」
「名越切通(なごえきりとおし)」
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 「まんだら堂やぐら群」
「まんだら堂やぐら群」
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 国指定まんだら堂跡。公開日ではないため、現在は、閉鎖中。
国指定まんだら堂跡。公開日ではないため、現在は、閉鎖中。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 「名越切通し」鎌倉七切通しの一つ。鎌倉の大町と、逗子の間の山を切通して開かれた道。鎌倉時代の初期に開かれたと推測されています。
「名越切通し」鎌倉七切通しの一つ。鎌倉の大町と、逗子の間の山を切通して開かれた道。鎌倉時代の初期に開かれたと推測されています。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 反対側から。
反対側から。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 記念の自撮り😁
記念の自撮り😁
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 歴史を感じます。来た道を右手に下りて行きます。
歴史を感じます。来た道を右手に下りて行きます。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 小坪階段口に出るので、下りてトンネルをくぐると逗子から鎌倉に。後は、鎌倉駅に向かって歩きます。
小坪階段口に出るので、下りてトンネルをくぐると逗子から鎌倉に。後は、鎌倉駅に向かって歩きます。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 公園には沢山の椿が咲いていました。
公園には沢山の椿が咲いていました。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 椿の花を愛でながら「平成巡礼道」を振り返り。
椿の花を愛でながら「平成巡礼道」を振り返り。

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