活動データ
タイム
06:37
距離
10.7km
のぼり
1013m
くだり
1014m
活動詳細
すべて見る月曜日は湯殿山リベンジを計画していた。天気もまずまずのようで、今度はなんとか登れるだろうと思っていたら、急に相方の休みが変わってしまう。前回一緒に行ったのに私だけリベンジしては大人げないのでご破算に。さあどうしよう🤔、日曜は県内どこのお山も天気がよさそうだ。皆さんの日記を拝見すると不安いっぱいだが、昨日夜急遽イチかバチか雪の雁戸山(1484mNo.3)チャレンジ決定。 朝起きると西に月がまだ輝いていて、全天雲一つなく、雁戸山方面もすでにかなり明るい。7時に関沢に着くとすでに8割方満車。となりの人に挨拶したら、パクチーさんですかと言われてまたドキッとする。フォロアーのJP7AAVさんとダンベルフライてつやさんだった。今日の山は雪ガチガチなので最初からアイゼンで大丈夫ですよといわれ、コリャ大変なことになりそうだと内心思いながら、ありがとうと言って準備する。 念のため杉が多い笹谷峠まではマスクをして登るもやっぱり息苦しい、まるで高所トーニング、やったことないけど😆。峠の駐車場で休憩して西の方に目を向けると、朝日、月山、葉山が輝いている。なんとなく気分も上々。 カケスガ峰に向かって、樹木を縫うようにトレースをなぞる。雪はそれほど沈まずにキュキュッとアイゼンの音が響く。少しづつ変わる景色を眺めながら、休み休みゆっくりのぼる。樹林帯を越えたあたりから今度は真っ白な神々しい故郷の山、飯豊連峰が姿をあらわす。そして神室、栗駒方面と遠くまで見渡せる。 はじめての前山(1393m)直登、こんなに軽快なのか(ぜひ夏の直登ルートもできるといいですね)。いつも根っこトラバースで泣かされているので、さらにテンションアップ。しかし、雁戸山方面を見ると、ルート上のとんでもない崖に人が見える。えっ😱と言いながらなんとか前山分岐に着くとそれは現実のものとなる🥶。 皆さんザックをデポして雁戸山に向かっているようだ、確かにここは身軽な方がより安全。少し休んで同じようにザックをデポしてまだ実践では慣れていないピッケルを取り出す。カメラをたすき掛けにして、蟻の門渡りのとりつき(柱状節理の所)にアタック開始するも、慣れないせいか壁にしか見えず、雪面は割とガリガリでかなりびびる。斜度は50°ぐらいはありそう。毎度足跡トレースが合わないので、キックステップして途中に足場を作りながら、前だけ見て3点支持でゆっくり登る。その高度感にびびりながらもなんとか第一関門突破😅。帰りはさらに怖く感じるだろう。蟻の門渡りは高度感はあるものの、トレースもしっかりしていてスムーズに通過。第二関門の最後のガレ場(こっちは新雪が2~30cmぐらい)を4つ足で再び慎重に上がってついに登頂! 360°の大パノラマ、そしてこんなに大きい鳥海山は見たことがない。あれこれ山座同定しながら絶景をしばらく満喫。 帰りのビビりコーナーは後ろ向きになって足場だけ見るようにさらに慎重に下る。前山に着くと、緊張がようやくとれて、力が抜ける。なんと今日は大事なカップラーメンを忘れてきてしまった😩。帰りは再び六地蔵に御礼のお参りをして、餅入り力ラーメンを食べて帰りましたとさ。 ほんとはもう少し経験を積んで来年の目標にしていた雁戸山。天気にも恵まれ、風もなく、ビギナーズラックで登れて、今日は記憶に残る山登りになるだろう。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。