赤鞍ヶ岳縦走(富岡~二十六夜山)

2021.02.28(日) 日帰り

活動データ

タイム

06:40

距離

18.0km

のぼり

1749m

くだり

1649m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 40
休憩時間
1 時間 18
距離
18.0 km
のぼり / くだり
1749 / 1649 m
27
11
5
2
1
5
13
4
36
14
14
35
21
1
26
7

活動詳細

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秋山の赤鞍ヶ岳に登ってきました。正月に登った秋山山系からは一本奥になりますね。本当は都留市の二十六夜山まで一気に結びたいところでしたが、私には長すぎるので2回に分けた、その1回目です。 今回は緊急事態宣言下ということで、公共交通機関を使わずに如何にして片道縦走をやるか、という考えの元、車+自転車でのアプローチを試してみました。手順はこうです: ① 車に自転車を搭載して自宅を出発。登山開始地点まで移動し、ザックと登山靴をデポ。 ② 下山予定地点まで移動し駐車。 ③ 自転車で登山開始地点まで移動。自転車(と自転車用の靴)をデポし、ザックと登山靴をピックアップして登山開始。 ④ 下山したら車で登山開始地点まで移動。自転車等を回収し、帰宅。 この試みは以前にもやったことがあるのですが、そのときは自転車移動の上り下りを考慮しなかったため登山後にヒルクライムをする羽目に。その上携帯性を重視して折り畳み式の小径車を選んだ結果、上り坂で死ぬほどキツい思いをしました(小径車で坂を上るのはかなり辛いです)。 その教訓から、今回は700mmのロード車を前輪分解状態で車に載せ、自転車移動がなるべく下り一辺倒になるようにルートを選択。約9kmの移動でしたが、おかげでかなり楽々移動することができました。ロード車で坂を下るのは結構怖かったのでなるべく短くしたいところですが、これは全然アリですね。最後の県道を外れてから登山口までの道のりは結構な上りでしたが、これくらいは許容範囲内です。 これで日帰り圏内であれば誰とも密閉空間を共にすることなく縦走登山ができます。ご興味のある方は是非お試しください。 ■ 登山口~金波美峠 登山道は明瞭です。下山後、この辺りを「趣味で」整備しているという方とお話することができました。周辺の整備を請け負うような山岳会等はないらしく、大変ありがたいことです。 ■ 金波美峠~赤鞍稜線出合 2016年版山と高原地図にはルートの記載がありませんが、池ノ上の先、大タギレまではしっかり踏み跡がついています。最後の登り返しだけやや不明瞭ですが、ルートを外れるほどではありません。 ■ 赤鞍稜線出合~赤鞍ヶ岳 奥多摩などとは比べられませんが、それでも踏み跡はちゃんとついています。赤鞍岳(雨量計のあるピーク)への最後の登りが笹原となっており、道はあるものの笹がちょっとうるさいです。夏場は難儀するかもしれません。笹原に入る直前に右にトラバースする別ルートらしきものがあったので、試してみてもいいかもしれません。 ■ 赤鞍ヶ岳~棚ノ入山 基本的に危険箇所はないのですが、サンショ平のすぐ南と棚ノ入山からの下りにそれぞれ1ヶ所ずつ崩落地があります。後者は安定しているようですが、前者は風もないのに常に小石が落ちている状態で、現在進行形で崩落が進んでいます。今のところ顕在化したリスクはありませんが、通過する際は少人数で速やかに進んだ方がいいと思います。近い将来登山道ごと崩れて無くなるかもしれません。 ■ 棚ノ入山~二十六夜山 複雑な地形の下りですが踏み跡はしっかりついており、間違えそうなところにはロープも張ってあるので特に問題はありません。 ■ 二十六夜山~秋山尾崎 ハイキングコースみたいなものです。沢に下りてからは涸れ沢を右に左に渡りながら下りていくので、勢い余ってルートを外さないよう注意しましょう。

倉岳山・高畑山・九鬼山 阿夫利山も高見山も眺望のないピークですが、高見山のすぐ北の小ピークからは北面を望むことができます。登山道はこのピークを巻いているので行く必要はないのですが、このルートで北側を望めるのはここだけなので、行って損はないと思います。写っているのは大地峠、新大地峠やその西の矢平山です。
阿夫利山も高見山も眺望のないピークですが、高見山のすぐ北の小ピークからは北面を望むことができます。登山道はこのピークを巻いているので行く必要はないのですが、このルートで北側を望めるのはここだけなので、行って損はないと思います。写っているのは大地峠、新大地峠やその西の矢平山です。
倉岳山・高畑山・九鬼山 同じく高見山北のピークから。正面は高柄山です。
同じく高見山北のピークから。正面は高柄山です。
倉岳山・高畑山・九鬼山 後方やや左の高い山は権現山と思われます。
後方やや左の高い山は権現山と思われます。
倉岳山・高畑山・九鬼山 池ノ上の下りから見た大タギレから赤鞍稜線までの登り。急傾斜一辺倒の、なかなかタフな標高差200mです。
ここで獣を威嚇するために大声を出したら、久々にこだまを聞きました。
池ノ上の下りから見た大タギレから赤鞍稜線までの登り。急傾斜一辺倒の、なかなかタフな標高差200mです。 ここで獣を威嚇するために大声を出したら、久々にこだまを聞きました。
倉岳山・高畑山・九鬼山 長尾のすぐ西にある開削中の林道。広域基幹林道富士東部線という林道の一部らしく、北は秋山山系も越えて大月市梁川まで伸びているそうです。
長尾のすぐ西にある開削中の林道。広域基幹林道富士東部線という林道の一部らしく、北は秋山山系も越えて大月市梁川まで伸びているそうです。
倉岳山・高畑山・九鬼山 別角度から。後ろは山頂が木に隠れて見えませんが丹沢の大室山です。ここってこんなに丹沢に近かったんですね。
別角度から。後ろは山頂が木に隠れて見えませんが丹沢の大室山です。ここってこんなに丹沢に近かったんですね。
倉岳山・高畑山・九鬼山 林道富士東部線との出合は南側の展望がよく、休憩をとるなら眺望ゼロの長尾よりもこちらがおすすめです。
林道富士東部線との出合は南側の展望がよく、休憩をとるなら眺望ゼロの長尾よりもこちらがおすすめです。
倉岳山・高畑山・九鬼山 富士山。前より雪を被っている範囲が広い気がします。
富士山。前より雪を被っている範囲が広い気がします。
倉岳山・高畑山・九鬼山 このときもう9時を回っていたのですが、比較的気温が低いためか割と綺麗に見えました。
このときもう9時を回っていたのですが、比較的気温が低いためか割と綺麗に見えました。
倉岳山・高畑山・九鬼山 全体的に展望に恵まれないこの山域にあって、ウバガ岩は貴重な展望ポイントです。富士山の右下を隠しているのは御正体山かもしれません。
全体的に展望に恵まれないこの山域にあって、ウバガ岩は貴重な展望ポイントです。富士山の右下を隠しているのは御正体山かもしれません。
倉岳山・高畑山・九鬼山 多分今倉山。
多分今倉山。
倉岳山・高畑山・九鬼山 ありがたいことに南アルプスまで見えました。右から甲斐駒、鳳凰三山、北岳です。間ノ岳より南は残念ながら赤鞍ヶ岳に隠されて見えません。
ありがたいことに南アルプスまで見えました。右から甲斐駒、鳳凰三山、北岳です。間ノ岳より南は残念ながら赤鞍ヶ岳に隠されて見えません。
倉岳山・高畑山・九鬼山 甲斐駒と鳳凰三山アップ。
甲斐駒と鳳凰三山アップ。
倉岳山・高畑山・九鬼山 北岳です。
北岳です。
倉岳山・高畑山・九鬼山 北面展望は見る分には良いのですが、写真を撮るとなると木々の枝が邪魔をします。写真はおそらく黒岳と牛奥ノ雁ヶ腹摺山。
北面展望は見る分には良いのですが、写真を撮るとなると木々の枝が邪魔をします。写真はおそらく黒岳と牛奥ノ雁ヶ腹摺山。
倉岳山・高畑山・九鬼山 左奥から富士山、今倉山、赤鞍ヶ岳。
左奥から富士山、今倉山、赤鞍ヶ岳。
倉岳山・高畑山・九鬼山 ウバガ岩からの赤鞍ヶ岳。今回の登山の最高地点ですが、残念ながら眺望のないピークです。
ウバガ岩からの赤鞍ヶ岳。今回の登山の最高地点ですが、残念ながら眺望のないピークです。
倉岳山・高畑山・九鬼山 サンショ平南の崩落地。土が庇のように抉れている上、小石の落ちる音が常に聞こえてきます。今度大きな台風でも来たら尾根ごと持って行かれそうな雰囲気です。
サンショ平南の崩落地。土が庇のように抉れている上、小石の落ちる音が常に聞こえてきます。今度大きな台風でも来たら尾根ごと持って行かれそうな雰囲気です。
倉岳山・高畑山・九鬼山 棚ノ入山からの下りの崩落地。雪のような白さですが岩石がむき出しになっているだけです。こちらは崩落は止まっているようで、しらばくは大丈夫なんじゃないかと思います。
棚ノ入山からの下りの崩落地。雪のような白さですが岩石がむき出しになっているだけです。こちらは崩落は止まっているようで、しらばくは大丈夫なんじゃないかと思います。
倉岳山・高畑山・九鬼山 崩落地は北西方面の展望が開けており、正面に倉岳山を望むことができます。そのはるか後方には雲取山と石尾根が見えています。結構ギザギザですね。
崩落地は北西方面の展望が開けており、正面に倉岳山を望むことができます。そのはるか後方には雲取山と石尾根が見えています。結構ギザギザですね。
倉岳山・高畑山・九鬼山 崩落地と倉岳山をセットで。
崩落地と倉岳山をセットで。
倉岳山・高畑山・九鬼山 下山地点の秋山尾崎。空の青さと相まって明るい農村、という雰囲気でした。
下山地点の秋山尾崎。空の青さと相まって明るい農村、という雰囲気でした。

活動の装備

  • カシオ(CASIO)
    PRO TREK PRW-7000-1AJF
  • その他(Other)
    REI Co-op Flash Carbon Trekking Poles - Pair - Women's

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