去年6月から米沢の森の低山、里山ハイキングコースの整備を始めて、内田の森まで整備を続けてきましたが、 なんとか、整備が一段落しましたので、このあたりで一休み。 ということで、今日は天気も良さそうなので、米沢の森もずっと歩いてないし、米沢の森を先ずはぐるっとルートの状況を見て歩き、そのあと、内田の森をぐるっと回ってこようと、朝、早めにやってきました。 今日の大きな目標の一つ、荏畑古道の先にある、大日如来の石碑のあるピークに山頂標識をつけてきました! この森のT代表に、この山の名前をお聞きしたところ、「大日山」ということでした。 他の山の大日山と区別する時は「荏畑の大日山」ということにします。 古地図も見ていただき、古老などにもお聞きしてくれたようですが、まあ、荏畑古道の先にある、大日如来石碑のある、山ということで「大日山」というような名前で呼ばれていただろうということでした。 急遽、標識を用意してきて、取り付け、ついでに記念にアマチュア無線を少しだけやってきました。 ここは国土地理院地図で見ると、162mの「御十八茶」と同じくらいの高さです。 ひょっとしたら、少し高いかもしれませんが、ほぼ同じです。 木が生い茂っており、残念ながら眺望はありません。 すぐ向こうにはゴルファーのプレーする声が聞こえるところですが、御十八茶と同じく、 木の向こうは関東一円に開けているところなので、電波はそれなりに飛んでくれるのではと思っています。 皆さん、機会があれば、ここまで来て、山頂標識写真を撮っていただき、YAMAPにアップしていただければと思います。 そのうちランドマークを申請したいと考えています。(笑) それから、米沢の森の草競馬跡地のあたりから、北西の七曲池までの昔のルートをT代表が少し整備したというので、ついでに下りてみました。詳しくは写真で。 もう少し調査と整備が必要ですが、トイレのある南総運動広場からの良いコースとなるかも。(?) さらに、庚申塔の汚れが目立つので、多めに水を持って上がり、少したわしで汚れを落としてあげたりもしました。 最後は少し時間がなくなり、疱瘡神ルートも歩く予定でしたが、回れませんでした。 御十八茶に戻ってきて、きれいな夕焼けの空に浮かび上がる幻想的な富士山と、それからすぐに東の空に上がった、満月を愛でて、今日は満足の一日でした! 米沢の森は本当に歩きやすく、楽しめるコースがいっぱいですので、お子様連れやお年の方のちょっとした運動にも最適です。 それに対し、内田の森は米沢の森だけでは満足できない方向けのコースで、米沢の森と合わせて歩けばそこそこ、中級レベルのトレールウォーキングには最適かと。 細尾根ルートに挑戦していただければ足腰の鍛錬、バランス感覚を養うにはとても良いと思っておりますが、 こちらは道迷いしやすく、滑りやすい急斜面も多いので、くれぐれも印刷した紙地図とできるだけ、現在地の分かる、GPSアプリを持参し、長く歩く場合は予備バッテリーやライト、雨具、防寒具等、しっかりした装備をご準備していただいて、歩くことをお勧めします。 超低山ではありますが、山の遭難は低山でもよく起こっています。 滑落事故等起こしても、携帯電波は通じづらいので、もし初心者の方が歩かれる際には十分な技量をお持ちの方との同行がおすすめです。 といいつつ、私も初心者の域を出てない高齢者です。(笑) まあ、慎重に、ゆっくり、一歩、一歩、地面を踏みしめて、歩けば危険はそれほどなく、自然の中の素敵なハイキングコースと自負しておりますので、お楽しみいただければと思います。 長々とすみません。 今回は状況説明もあり、厳選しましたが、写真も多めです。m(__)m 適当に飛ばしてみてください。 ありがとうございました。
最新のこの森のルート図です。 まだ荒れと書かれているところは倒木や笹竹等で覆われていて、歩きづらいところです。 荒れと書かれていなくてもルート上にはまだ台風の影響で頭上に木が引っかかっていたり、草竹が生えてきて歩きづらくなっているところもありますので、注意して通行願います。 ダウンロードはこちらから。 最新版を常に入れておきます。 全体図と米沢の森コース、内田の森コースの3種類、山でのダウンロードも考え、大きい精細版と小さい軽量版とあります。 適当な見やすいサイズの紙に印刷するか、スマホにダウンロードして、電波が通じなくても見えるようにしてもらえれば良いかと思います。 https://drive.google.com/drive/folders/1Brovdk3X1-EXn3aFt9Qv_duJ5_pXP1dZ?usp=sharing
今朝は第3駐車場から出発! おっ!びっくり!どなたかこの斜面沿いの道を広く、安全に歩けるようにしてくれてます。 感謝です。m(__)m
こんなでっかい丸太がたくさん、ゴロゴロ。
危険な倒木、枯れ木、係木をすっかり撤去していただきました。 見通しも良くなり、安全に通行できます。 あの丸太、どなたかいりませんか? 下の第3駐車場まで運べればみんな欲しがると思うんですが。 テーブルにも椅子にも燃料にもなります。 どこの山でもこの問題があります。 切った倒木の処理が山では出来ないので、きれいに整備が出来ません。 チェーンソーで小さくして運ぶにもでかすぎて、小さいチェーンソーでは切れません。 小さめのエンジン台車とか、ないかなあ。
御十八夜! 今日は少し霞んでて、かすかですが、富士山の形が見えますが、写真には写りませんね。
スカイツリーも肉眼では見えてました。
ゴルフ場の先の筑波山は見えません。
菜の花畑もイノシシに荒らされてますが、もう少ししたら、満開かな?
山桜はまだですねえ。
私の好きな木です。
この苔むした枝がさらに素敵!
江戸古道が下に見えます。
今日は下りてみました。 先は崩落してて、ごく一部しか通れません。
エルボーの木。 森に潜む巨人の腕です。
T代表が整備した千本桜へ下りてみます。
あれが千本桜です。 桜の季節が楽しみです。 少しつながってなかったので、道を整備しました。
古い、壊れかけてるベンチ。
おっ!この斜面もこんな階段を作っていただき、感謝です。m(__)m 「みんなが少しずつ、やれることをやれる時に、やれるだけやる!」 これがこの森のT代表の言葉です。 ほんとその通りです。 私にはこんな階段作りなども得意ではありません。 落ちてる倒木をちょこっと片付ける。 生えてきた笹をちょっと植木バサミで切る。 落ち葉を小さい熊手で掃く。 あるいは落ちてるゴミを少しでもいいから拾う。 なんでもいいです。ほんのちょっとの気持ちで、山はとても喜び、さらに喜びを与えてくれますよ!
この急斜面の階段作り。 せんさん、ありがとう!
ここはせんさんと朝ラーさんが手伝ってくれたところ。 とても大変でした。 ありがとう!
ここはmisaさんがすこしずつ整備をしてくれているmisa竹林です。
この竹ベンチ。おそるおそる座ってみました。 いやあ、ものすごく、頑丈でした! 私でも全然平気です。 3人~4人は腰掛けられます。 ありがとう!
竹林の整備。 竹の間引き時に1mほど残しておくと、そこには生えてこないそうです。 切ってしまうと、又下から生えてくるとか。 さすがです。
このような倒木、係木がまだまだ随所に。 お気をつけて歩いてください。 おそらく、このような係木があると、公共の管理しているハイキングコースは即、通行禁止となるのは必至です。 すぐ、危険というわけではないですが、皆さん、お気をつけて歩いてくださいとしか言えません。
この気持ちの良いコースはkokoさんが手伝ってくれたところです。 ありがとう!
左は草競馬跡地で正面に大木の倒木があり、左へ迂回するところですが、ここを右に七曲池へ下りるコースが昔あったそうで、最近T代表が少し整備したというので、下りてみました。
なかなかきれいに、歩きやすくなっております。
池が右に見えるところまで来ましたが、この先はこんな竹藪です。 池のふちを行くコースがあるそうですが、荒れてて、よく分かりません。 真っすぐ、道なりに、手鋸で切り開きながら、歩いて見ました。
50~100mくらい、かなりハードですが、なんとか竹藪を切り開きながら、進みます。
するとやっと歩ける道になってきました。 かなりきつかったー!
ふー、こんなところに出てきました!
でも、正面の田んぼ道へはイノシシ柵が張り巡らされているので、行けません!
仕方なく、右へぐるっと田んぼと、この小さな小山の廻りを歩いて見ます。
すると七曲池に戻ってきました。
左の方に進んできました。 ここまで道がありそうです。 車でここまでくれば2,3台はここに車が置けそうです。 南総運動公園からも近いので、そこから歩いては来れそうです。
戻ります。
右へ行き、フェンスの終わりあたりから、池のふちを通って、先ほどのルートへ行けました。 今度、きちんと整備します。
メインルートに戻り、古墳を見て歩き。 姫塚。
殿塚
最初に姫塚と間違えた若塚。
まろんさん達と最初に整備したルート
まだまだ倒木はあります。
行人塚の下のトイレ
せんさんとせっかく整備したのに下の住民とのトラブルで通行禁止となったルート。 残念です。
行人塚山桜広場。 まだ全然桜は咲いてません。
でも木の芽吹きは始まってます。春はすぐそこまで。
デイモンさんがやってくれてる水はけ処理。 ありがとう!
水仙がきれいです。
水仙ロード
第1駐車場。今日は車が4台。 今日は寒いはずですが、少し整備をしたので、暑い暑い! 上着はしまいます。
イドクボンガに顔出してみました。 けっこうたくさんの方が来て活動をしています。 みなさんにご挨拶しました。 ここまでは車で来れるので、切った倒木を車に積んでる方がいました。 ペレットストーブの燃料に使うそうです。
古民家再生プロジェクト。 早く完成が待ち望まれます。
腰巻池。 正面は中野台のお城があった高台です。 今日は右回りコースを行きます。
ここでこの橋が渡れず、右の山へ上がった方がおられました。 以前、整備中にこの先がかなりの藪で私も右へ上がり杉林まで行ったことがあります。その時に付けたピンクテープが残ってて、道迷いされたようです。 すべて撤去してきました。 そして左の小川を渡ってもらうために少し多めにピンクテープを付けたし、 この橋は通行禁止と×印をつけました。 味があるので、残しておきたかったけど、いつか作り変える必要がありますね。
三夜宮。
正面に二十三夜の石碑があります。
こちらはかわいい馬頭観音の石塔です。 頭の狐のような馬印が特徴です。
私の好きな杉林です。
イマケンさんと整備した道の分岐点。 左の八坂神社に少し寄ってみます。
八坂神社です。
こういう神社には必ずご神木の大きな木がありますね。
イマケンロードを通ってさらに戻ります。 右のウグイスライン沿いに内田の森が見えます。
少し寄り道をしたので、かなり予定時間をオーバーしました。 ここらあたりでお昼としましょう! 空気が乾燥して森林火災が増えてます。 火気注意願います。私は簡単なカップヌードルに魔法瓶のお湯を掛けるだけのランチです。 あれ?コーヒーを忘れた!
第3駐車場を上がったところのベンチです。
さあ、午後からは内田の森へ行きます。 今日は鎖がしてないですねえ。 この先の畑をやられている方が農機具を盗まれたり、不法投棄があったりで見せかけチェーンをしているそうです。 もしチェーンをしていても簡単に外せますし、歩行はなんら問題ないです。 もし畑をやられている方がおられましたら、ご挨拶だけはお願いしますね。
ここから、山道です。
まっすぐ下りるとむじな坂です。その下に馬頭観音の文字の石碑が3つあります。 まだ未整備です。 ここは左へ上がってください。
こんな素敵な森の中の道です。
ここもまろんさんたちが手伝ってくれました。 ありがとう!
山の神の石祠です。
このあたりはイマケンさんが又、手伝ってくれました! ありがとう!
これから行く、大木谷津が見えます。
庚申塔にやってきました。 私の一番のお気に入りの石塔です。 享保6年ですから1721年、300年前のものです。 ほんと立派ですよね! すこし鳥の糞などで汚れが目立ちます。
今日はお掃除をしてあげます。 多めの水とブラシを持参しました。 汚れがひどく取れないコケなどのところだけ、ほんの一寸ブラシの先に食酢をつけてこすってみました。
少し、きれいになったと思います。 喜ばれていますかね?
庚申塔の裏から大木谷津へ下りてきました。 少し、急斜面できついところがありますので、お気をつけてください。
今日はT代表の姿は見えませんでした。 もし、おられたら、お声がけください。 とても喜ばれると思います。 ただ長話が好きなのでお気をつけください。(笑) 真正面の荏畑古道を上がります。
昔の古道だそうです。
茅の輪くぐり。(笑) ここらあたり又、misaさんに手伝っていただきました! ありがとう!
倒木のところ。 ここはいったん下の道を行った方が無難ですよ!
ここを右に行けば宇津保谷津へ行けます。 今回は左の大日山を目指します。
精霊の宿る木です。 (私の命名です。) ここらあたり、まろんさんたちに山頂まで整備を手伝っていただきました。 ありがとう!
十一面観音の石碑です。 元禄2年、1689年、今から332年も前のものです。 これも古いです。
そしてまろんさんが見つけた石塔です。 たぶん、山の神かな。
大日山に到着! 山頂標識を取り付けました! この大日如来の石碑は寛永元年、1624年の建立、今から397年も前のものです。 相当古いです。
あまびえちゃんと黒猫まなちゃんも今日は連れてきましたよ! ひさびさの山頂標識で喜んでくれてるかな。
見晴は悪いけど、記念に山頂でアマチュア無線。 東京都大田区と川崎市の局長さんが応答してくれました。
次は宇津保谷津へ下りて行きます。 孟宗竹の竹藪側ではなく、もう少し行った先から下りました。 ここも急斜面です。 要注意!
誰もいませんね。 誰かいたら、ご挨拶してくださいね。 向こうに見える梅の木と柑橘の果樹園の下を通らせていただき、右の急斜面を上がります。 ゆっくり、ピンクテープを探しながら上がれば何ら問題ありません。
勢至菩薩の石碑のあるピークに来ました! これも少し大きくて、立派です。 元禄2年、1689年、今から332年も前の建立です。
下りの倒木地帯の通過地点。 右の根の上側を通ります。
下りてきました。 少し里道を歩きます。 猪柵やらミツバチの巣箱?とか、いろいろ里山の風景を楽しみながら、歩けます。(笑)
この山の下を川が貫通してます。 これも川回しなのか?
里の春です。
里の春です。
ここは甌穴(おうけつ)という珍しいものがみれる川です。 正面の祠はお不動さんということらしいです。
でも、中を開けるとなにやら、石だけ。 ふーん? いわくありげ。
桜川
お不動さんのところから、下りて、少し川を上ってみます。 ちょこちょこ川の中に穴があります。 これが甌穴と言うものらしいです。 石が川の流れで回転し、穴を掘り下げていったとか。
ストックを一番長くして。
穴の底に突っ込んでみましたが、届きません。 1m以上はありそうです。
不動の滝。 滑滝ですね。 滑らないように用心して歩いてください。
あのすこしこんもりしたところの向こうが不動の滝です。 猪除けのフェンスで左側からしか行けません。
さて、日が傾きかけてます。 のんびりしすぎたかな。 二十三夜塔へ登ります。
トンボ池です。 暖かくなったら、楽しみですね。 ここの左の孟宗竹の竹藪を上がります。
misaさんの好きそうなところです。
ここは崩落のある、痩せ尾根です。 ザイルを張ってますので、ゆっくり気をつけて通過してください。
急斜面をあがるとメインのルートに戻れます。
二十三夜塔の勢至菩薩様です。 こちらは小ぶりです。 宝永2年ですから1705年、今から316年も前のものですね。
ここから真ヶ谷城要害の城跡です。 向こうの少し高くなったところから敵めがけて、矢を射かけたようです。
城の上の段の廓です。
要害の城壁の高くしてあるところを歩きます。
ここを左へ行くとイノシシ柵。開けられます。 真っすぐ行くと城の廓の端を通りながら、下へ下りれます。 今回は右の廓の中を通って、真ヶ谷へ下りて行きます。
一番広い下の段の廓の中です。 ここに城主の屋敷などがあったのでしょうか。
真ヶ谷に下りる道の途中で作業されている地元の方がいました。 斜面の崩落が進んでいるようです。
疱瘡神ルートの登り口です。 疱瘡神の方に向かって頭を下げます。
今日は時間がありませんので、登れません。 また今度。
ここを上がると出羽三山の石碑群があります。
向こうの先にむじな坂を下りてきたところにある、馬頭観音の石碑があります。 イノシシフェンスで囲まれていて、簡単には行けません。 農繁期になったら、耕作されている方にお願いして、通過させてもらえるように交渉する予定です。
今日は急いでますので、ウグイスラインを通ります。 ここは車の通行が激しいので、時間があれば避けたほうが無難です。 でも歩いていると、何やら、向こうにこんな階段を発見しました。 どうも三夜宮の裏あたりにつながっているようです。 誰も利用している方はいなさそうな雰囲気ですが。
第3駐車場に戻ってきました。 ここから車を移動して、臨時ゲートから日だまり広場に向かいます。 臨時ゲートは通常、開いておりません。 私は整備している関係者なので、鍵をお借りしています。 やはり開けっ放しだと不法投棄とかひどいらしいです。
御十八夜に上がってきました。 今日、山頂標識を付けた、大日山が向こうに見えます。
御十八夜から見える景色です。 西に日が沈みかけてきて、富士山のシルエットが幻想的に浮かんできました。
感動的な夕日です。
あとわずか。
日没です。
するとしばらくすると、反対側の東の空から、お月様が登ってきました。 今夜は満月です。 とても大きな美しいお月様です。 満足して、これで帰ります。 帰る道々、我が家は北東方向なので、ずっと車の前に大きな冬の満月が見えておりました。