丹沢湖から一番近い1000m峰、権現山を目指した。 近くにもう一つ、やはり1000m超の権現山があるため、こっちはダムに沈んだ世附(よづく)地区にちなんで世附権現山と呼ばれている。 湖面からの直線距離は1.5キロほどなのだが、ダム地形ならではの急斜面のせいで、腰と膝への負担は意外と大きかった。 また今回は、マップによって掲載があったりなかったりする「初心者通行不向き」という警告付きのルートを選択。それはいったいどういう状況なのか、わざわざ確認してみた。
丹沢湖の西寄り、世附地区の寺ノ沢駐車場からスタート。 ちょうど朝日が出てきた。
寺ノ沢駐車場から徒歩5分、滝壺橋のたもとから山に入る。
いきなりの急登。 ジグザグしながらもぐいぐい標高を稼ぐ。
上り始めて20分で、丹沢湖がずいぶんと下に見える。
急登の杉林を抜けると、広い尾根に出る。
右手に権現山が見える。
ミツマタの群生地に入った。 まだほとんどが蕾だ。
丹沢湖の向こうは、方角的には日影山やシダンゴ山のほうだけど、どれがどれだか分からん。
ミツバ岳の山頂付近から、ミツマタの蕾と富士山。
ミツバ岳(834m)の頂上。 広々となだらかなピークである。 木立の間から各方向を望むことはできる。
ミツバ岳から権現山に向かう尾根にもミツマタ(蕾)の群生あり。
正面の権現山に向かってなだらかな尾根を進む。
やや急な広い斜面を登る。 マップに「踏跡不明瞭」と記載されたとおりだが、頂上の方向は分かるので、好き勝手に歩けばよい感じだ。
権現山(1018m)の頂上。 すぐ手前、二本杉峠方面(YAMAP図で赤い実線ルートがあるほう)への分岐点に休憩台がある。
自分を初心者だとは思っていないが、やはりちょっと躊躇する。
いざ、初心者不向きルートへ。
神奈川県の標識が立っている。 まぁ通れないわけではなさそうだ。
松茸どうし頭をぶつけたような。
こりゃ確かに崖っぽい感じで、気を抜くと滑落しそうな急斜面だ。慣れない人はビビるだろう。 踏跡は皆無で、ピンクのテープも少ないが、晴れていれば、下方に見える小ピークを3つ越えて湖まで下りていく方向は分かる。
ここまで下りて、よくこんなルートに標識を立てたなーと感心した。 山頂から900m、標高にして250m落とすのに40分かかった。 この先はだいぶ楽になるが。
またミツマタ群生地があった。 こっちは少し咲き始めている。 向こうは、いま下りてきた権現山。
ここまで下りるとだいぶ県の管理が入った感じで、木の段も設置されたりして歩きやすい。
またミツマタ見つけた。
4つの石柱に囲まれた謎の六角柱。 県の水道関係施設か。 水源の安定を祈願する神殿かなぁ。オイオイ
こっちは東電関係の水力発電関係施設か。 太い管がまっすぐ湖面近くまで伸びていた。
「踏跡不明瞭」というよりは、「あまり整備していないため」と書くのが正しいかも。 このあとの九十九折りでは、この動物除けフェンスを5回ぐらい通り抜けるという不思議体験ができる。
丹沢湖のシンボル永歳橋を真上から見られる。
永歳橋近くの浅瀬入口バス停のところに下りて、山道はおしまい。
長〜い落合トンネルを抜けて寺ノ下駐車場に戻る。 このトンネルも実は東海自然歩道の一部になっているので、ここで軌跡を残しておこう。
正面にミツバ岳。右へ登った先が権現山。 バス停から30分ぐらい、湖面の向こうをもう少し左に進んで寺ノ下駐車場でゴール。
この活動日記で通ったコース
ミツバ岳登山口-大出山-権現山-菩薩山-尾園ノ頭-浅瀬入口 縦走コース
- 04:21
- 5.2 km
- 775 m
- コース定数 17