活動データ
タイム
09:56
距離
28.2km
のぼり
2306m
くだり
2310m
活動詳細
すべて見る九州各県の最高峰の残りひとつ、熊本の国見岳がまだ未到であった。下調べをしていくうちに、おやおや、ウードヤ登山口から烏帽子岳経由で縦走できそうだぞ?でもワンデイで踏破している人はいなさそうだ、でもやってみたいなぁ、というところからのスタートであった。 先週水曜日は今年度最後の大寒波到来であったので、1週間様子を見た本日はなんとてんくらA判定。これは行くっきゃないと前日の朝駆け基山ー天拝山、夕駆け三日月山ー立花山でエンジンがかかった身体を持って4時前に発車する。今回残念だったのが4.02分に高速に乗ってしまったために深夜割引が出来なかったこと。痛恨のミスから始まった。 登山口まで遠そうだ、と思ってはいたが、これほどまでに遠いとは思わなかった。熊本に入り、小池高山インターを降りてからの道は2時間ほどかかった。車を痛めないようにゆっくり走ったからというのもあったが、さすが九州のおへそだけある。過去私は山道でタイヤを痛めてパンクさせた苦い経験がある。。。あの時は恐ろしかったなぁ。 もみのき橋に車を停めて出発する。 樅木富士は、急登を一気に登り上げる感じの山です。針葉樹林の落ち葉が多くありました。ウードヤ山山頂付近ではススキなどの藪漕ぎ的ルートが多発しますが、踏み跡はしっかりしています。夏場はおすすめ出来ませんね。テープや案内はしっかりありますので、迷う心配はないかと思います。 五家宮岳から南平家山、夫婦山、後平家山まではなだらかなアップダウンがあり、ここら辺独特の世界観が味わえます。山自体が非常に深くて古い、枯木の味わい深い豊かな山ですが、展望も至るところで抜群です。左手に大金峰・小金峰を望む山々、右手に国見岳、烏帽子岳を見ながら遠い目的地に想いを馳せながら登ることができます。 最初から最後に至るまで、無数の倒木があり、そのままにされていますので、アップダウンよりもそれを乗り越えたり潜ったり避けたりするアクティブな山という認識で良いかと思います。ところどころ、広い山林となります。 注意されたいのは、このルートのところどころにあるレスキューポイントがひとつの目印になり得ていたのですが、★☆★これが南平家山の山頂には、別の登山口に降りる入り口に設置されていたことです。くれぐれも要注意です。★☆★ウードヤから登りあげて来たならば、真っ直ぐではなく、右に折れるルートと覚えてください。 予定外だったのは1500m越えたあたりから結構雪が残っていたことでした。アイゼンは忘れて来ましたが、数日前だったら危なかったかも知れません。 国見岳あたりは鹿のメッカで大量に鹿のウンチがここそこに散らばっています。アーモンドチョコレートなら歓迎なのですが。。。違いますね。 ここからは祖母山、傾山、白髪岳など遠方の山々を望みながら登れます。これまで登って来た山々を見ながら進むルートは格別の爽快感です。 小国見岳は国見岳に登ったから登らなくてもいいかな?と考えていましたが、必ず登った方が良い山でした。最初のウードヤ山から五家宮岳、登って来た稜線が一目で見える山でした。 その後五勇山、烏帽子岳を経由して五勇本谷ルートを通りましたが、ここは本当に危険ですので、気をつけて下さい。烏帽子岳から降りる場合、 ①まず分岐が分かりづらい。 ②しばらく最強の藪漕ぎ。 ③テープはあるが分かりづらい。テープとテープは繋がっていない。 ③地面がふかふかすぎて滑り落ちてしまう。 ④歩きやすくなった途端、山の中腹にはテープがほとんどない(あるいは分かりづらい) ⑤一番下に谷を超えて、登り返して登山口に辿り着きますが、テープが見えづらい&土砂崩れでルートロスト となっています。 登られる際には十分お気をつけてお登り下さい。 五勇本谷ルートを経由せず、国見岳登山口に降りていくのが安全で確実なコースだと思いました。 このコースで遭難者が出ないことをマジで祈ります。 総じて言えば、五勇本谷ルート以外では大変素晴らしいルートだと思います。多分倒木や草刈りなどしたらトレランの人々に大変喜ばれそうな山ですね。 難点はやはり登山口までひたすら遠いことでしょうか。 泊まって帰りたいなぁと思いつつ、トンボ帰りした博多の🦅でした。 あ、そういえば鹿意外、誰にも会わなかったなぁ。。。 皆さん良い山を。
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