【 残 雪 の 国 見 岳 完 全 縦 走 】

2021.02.24(水) 日帰り

活動データ

タイム

09:56

距離

28.2km

のぼり

2306m

くだり

2310m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 56
休憩時間
43
距離
28.2 km
のぼり / くだり
2306 / 2310 m
52
17
38
27
48
38
1 25
14
40
44
1 5

活動詳細

すべて見る

九州各県の最高峰の残りひとつ、熊本の国見岳がまだ未到であった。下調べをしていくうちに、おやおや、ウードヤ登山口から烏帽子岳経由で縦走できそうだぞ?でもワンデイで踏破している人はいなさそうだ、でもやってみたいなぁ、というところからのスタートであった。 先週水曜日は今年度最後の大寒波到来であったので、1週間様子を見た本日はなんとてんくらA判定。これは行くっきゃないと前日の朝駆け基山ー天拝山、夕駆け三日月山ー立花山でエンジンがかかった身体を持って4時前に発車する。今回残念だったのが4.02分に高速に乗ってしまったために深夜割引が出来なかったこと。痛恨のミスから始まった。 登山口まで遠そうだ、と思ってはいたが、これほどまでに遠いとは思わなかった。熊本に入り、小池高山インターを降りてからの道は2時間ほどかかった。車を痛めないようにゆっくり走ったからというのもあったが、さすが九州のおへそだけある。過去私は山道でタイヤを痛めてパンクさせた苦い経験がある。。。あの時は恐ろしかったなぁ。 もみのき橋に車を停めて出発する。 樅木富士は、急登を一気に登り上げる感じの山です。針葉樹林の落ち葉が多くありました。ウードヤ山山頂付近ではススキなどの藪漕ぎ的ルートが多発しますが、踏み跡はしっかりしています。夏場はおすすめ出来ませんね。テープや案内はしっかりありますので、迷う心配はないかと思います。 五家宮岳から南平家山、夫婦山、後平家山まではなだらかなアップダウンがあり、ここら辺独特の世界観が味わえます。山自体が非常に深くて古い、枯木の味わい深い豊かな山ですが、展望も至るところで抜群です。左手に大金峰・小金峰を望む山々、右手に国見岳、烏帽子岳を見ながら遠い目的地に想いを馳せながら登ることができます。 最初から最後に至るまで、無数の倒木があり、そのままにされていますので、アップダウンよりもそれを乗り越えたり潜ったり避けたりするアクティブな山という認識で良いかと思います。ところどころ、広い山林となります。 注意されたいのは、このルートのところどころにあるレスキューポイントがひとつの目印になり得ていたのですが、★☆★これが南平家山の山頂には、別の登山口に降りる入り口に設置されていたことです。くれぐれも要注意です。★☆★ウードヤから登りあげて来たならば、真っ直ぐではなく、右に折れるルートと覚えてください。 予定外だったのは1500m越えたあたりから結構雪が残っていたことでした。アイゼンは忘れて来ましたが、数日前だったら危なかったかも知れません。 国見岳あたりは鹿のメッカで大量に鹿のウンチがここそこに散らばっています。アーモンドチョコレートなら歓迎なのですが。。。違いますね。 ここからは祖母山、傾山、白髪岳など遠方の山々を望みながら登れます。これまで登って来た山々を見ながら進むルートは格別の爽快感です。 小国見岳は国見岳に登ったから登らなくてもいいかな?と考えていましたが、必ず登った方が良い山でした。最初のウードヤ山から五家宮岳、登って来た稜線が一目で見える山でした。 その後五勇山、烏帽子岳を経由して五勇本谷ルートを通りましたが、ここは本当に危険ですので、気をつけて下さい。烏帽子岳から降りる場合、 ①まず分岐が分かりづらい。 ②しばらく最強の藪漕ぎ。 ③テープはあるが分かりづらい。テープとテープは繋がっていない。 ③地面がふかふかすぎて滑り落ちてしまう。 ④歩きやすくなった途端、山の中腹にはテープがほとんどない(あるいは分かりづらい) ⑤一番下に谷を超えて、登り返して登山口に辿り着きますが、テープが見えづらい&土砂崩れでルートロスト となっています。 登られる際には十分お気をつけてお登り下さい。 五勇本谷ルートを経由せず、国見岳登山口に降りていくのが安全で確実なコースだと思いました。 このコースで遭難者が出ないことをマジで祈ります。 総じて言えば、五勇本谷ルート以外では大変素晴らしいルートだと思います。多分倒木や草刈りなどしたらトレランの人々に大変喜ばれそうな山ですね。 難点はやはり登山口までひたすら遠いことでしょうか。 泊まって帰りたいなぁと思いつつ、トンボ帰りした博多の🦅でした。 あ、そういえば鹿意外、誰にも会わなかったなぁ。。。 皆さん良い山を。

国見岳・烏帽子岳 登って来た朝日。長い一日が始まる。
登って来た朝日。長い一日が始まる。
国見岳・烏帽子岳 一座目。急登がしんどかった。この後藪漕ぎ的ルートが続きます。踏み跡はしっかりあります。
一座目。急登がしんどかった。この後藪漕ぎ的ルートが続きます。踏み跡はしっかりあります。
国見岳・烏帽子岳 二座目。ウードヤ山。なんでこんな名前なんだろう?
二座目。ウードヤ山。なんでこんな名前なんだろう?
国見岳・烏帽子岳 これから登っていく道が見えました。この先枯ススキの藪漕ぎです。夏場は厳しいルートかも知れません。
これから登っていく道が見えました。この先枯ススキの藪漕ぎです。夏場は厳しいルートかも知れません。
国見岳・烏帽子岳 ちょこっと頭を出しているのが小金峰。時折絶景が各所にあります。
ちょこっと頭を出しているのが小金峰。時折絶景が各所にあります。
国見岳・烏帽子岳 真ん中の山が登って来た山々。すごいなぁ。
真ん中の山が登って来た山々。すごいなぁ。
国見岳・烏帽子岳 本日の行動食その①ビアソーセージ。買った時は一枚肉かと思って購入したが、開けてびっくり10枚に切ってある!一枚ずつ食べてお陰で長く持ちました♪笑
本日の行動食その①ビアソーセージ。買った時は一枚肉かと思って購入したが、開けてびっくり10枚に切ってある!一枚ずつ食べてお陰で長く持ちました♪笑
国見岳・烏帽子岳 五家宮岳。後ほどこの山の山容をしって感激する。
五家宮岳。後ほどこの山の山容をしって感激する。
国見岳・烏帽子岳 南平家山。予定より1時間遅れの出発だが、良いタイムを切れてるが、ここで道を間違える。レスキューの看板に騙されて1kmのロスト。レスキューの看板要注意です。あぁ勿体ない。
南平家山。予定より1時間遅れの出発だが、良いタイムを切れてるが、ここで道を間違える。レスキューの看板に騙されて1kmのロスト。レスキューの看板要注意です。あぁ勿体ない。
国見岳・烏帽子岳 ここの道は行ってはなりませぬ💀🏴‍☠️💀🏴‍☠️

※でもこの先ちゃんとナントカ登山口って看板が100m先にありました。急いでしまって確認しなかった私の凡ミスです。
ここの道は行ってはなりませぬ💀🏴‍☠️💀🏴‍☠️ ※でもこの先ちゃんとナントカ登山口って看板が100m先にありました。急いでしまって確認しなかった私の凡ミスです。
国見岳・烏帽子岳 行動食その②下関のゴボウ蒲鉾。3つ入り。行動食はパサパサしていない方が良い。水分を奪われない。ここら辺からぼちぼち雪が。
行動食その②下関のゴボウ蒲鉾。3つ入り。行動食はパサパサしていない方が良い。水分を奪われない。ここら辺からぼちぼち雪が。
国見岳・烏帽子岳 遠くに見える真ん中が今日の目的地国見岳。果てしなく遠いなぁ。
遠くに見える真ん中が今日の目的地国見岳。果てしなく遠いなぁ。
国見岳・烏帽子岳 夫婦山。ここら辺からかなり気持ちの良い広い道に。1500mの高地で広いと嬉しいですね。ちなみにこのルート倒木だらけです。
夫婦山。ここら辺からかなり気持ちの良い広い道に。1500mの高地で広いと嬉しいですね。ちなみにこのルート倒木だらけです。
国見岳・烏帽子岳 行動食④アーモンドフィッシュ。5袋あって本日完全消費なり。ここら辺から鹿🦌🦌が見え始めます。
行動食④アーモンドフィッシュ。5袋あって本日完全消費なり。ここら辺から鹿🦌🦌が見え始めます。
国見岳・烏帽子岳 何を撮ったか思い出せない凡庸な写真。でもよく見ると広くて良いですね。
何を撮ったか思い出せない凡庸な写真。でもよく見ると広くて良いですね。
国見岳・烏帽子岳 後平家山このあと左に折れれば平家山も行けましたが、ルートロスしてタイムがヤバそうなので無理しないことに。
後平家山このあと左に折れれば平家山も行けましたが、ルートロスしてタイムがヤバそうなので無理しないことに。
国見岳・烏帽子岳 だいぶ雪が残って来ました。まさか雪山になるとは。。。
だいぶ雪が残って来ました。まさか雪山になるとは。。。
国見岳・烏帽子岳 硬すぎるそして大きすぎるサルの腰掛け。人間でもいける感じです。
硬すぎるそして大きすぎるサルの腰掛け。人間でもいける感じです。
国見岳・烏帽子岳 枯れ木が続きますが、新緑の頃はさぞ美しいのでしょうね。
枯れ木が続きますが、新緑の頃はさぞ美しいのでしょうね。
国見岳・烏帽子岳 行動食⑤コンビニおにぎり。今回は牛めし、明太高菜、チャーハンで。本当に便利で美味しいのですが、身体のためには作って持ってくるのが一番ですね。。。
行動食⑤コンビニおにぎり。今回は牛めし、明太高菜、チャーハンで。本当に便利で美味しいのですが、身体のためには作って持ってくるのが一番ですね。。。
国見岳・烏帽子岳 感動した風景。1週間前の豪雪が未だに残るってすごい。雪と枯葉の地面のコントラストに美しさを感じる。
感動した風景。1週間前の豪雪が未だに残るってすごい。雪と枯葉の地面のコントラストに美しさを感じる。
国見岳・烏帽子岳 斜面は完全に雪が残っています。ここから最後の登り明けが始まります。
斜面は完全に雪が残っています。ここから最後の登り明けが始まります。
国見岳・烏帽子岳 んまー。アイゼンは持って来ていなかったので、すべらないように登りあげました。ところどころ🦌がいます。
んまー。アイゼンは持って来ていなかったので、すべらないように登りあげました。ところどころ🦌がいます。
国見岳・烏帽子岳 日の光と雪と苔。雪の上に乗った落ち葉も良い。
日の光と雪と苔。雪の上に乗った落ち葉も良い。
国見岳・烏帽子岳 春に向けて準備中。
春に向けて準備中。
国見岳・烏帽子岳 僕も負けません!
僕も負けません!
国見岳・烏帽子岳 鹿さんがじーっと見てる。今回だけで20匹は見ましたね。鹿のメッカです。
鹿さんがじーっと見てる。今回だけで20匹は見ましたね。鹿のメッカです。
国見岳・烏帽子岳 ところどころ雪原を登る。疲れは無い。むしろ嬉しい。むしろ楽しい。
ところどころ雪原を登る。疲れは無い。むしろ嬉しい。むしろ楽しい。
国見岳・烏帽子岳 奥に見えるのが国見岳山頂。熊本県最高峰を初めて訪れる。
奥に見えるのが国見岳山頂。熊本県最高峰を初めて訪れる。
国見岳・烏帽子岳 左奥の山が祖母山。右に傾も。
左奥の山が祖母山。右に傾も。
国見岳・烏帽子岳 国見岳山頂に来ました。石楠花が大概ヤブでしたね笑
国見岳山頂に来ました。石楠花が大概ヤブでしたね笑
国見岳・烏帽子岳 左奥のトンガリ祖母山と傾山があります。近いうちにワンデイ走破の予定です。今回よりもハードな日程となることでしょう。
左奥のトンガリ祖母山と傾山があります。近いうちにワンデイ走破の予定です。今回よりもハードな日程となることでしょう。
国見岳・烏帽子岳 国見岳。達成感半端ない。でもさほど疲れていないのは縦走路にあまり高低差が無かったからかな?
国見岳。達成感半端ない。でもさほど疲れていないのは縦走路にあまり高低差が無かったからかな?
国見岳・烏帽子岳 手前の山が小国見岳。右奥に鎮座する烏帽子岳を経由して帰ります。遠く感じますね😊
手前の山が小国見岳。右奥に鎮座する烏帽子岳を経由して帰ります。遠く感じますね😊
国見岳・烏帽子岳 小国見岳山頂。幾重にも折り重なった山容。
ここは山のミルフィーユかッ!⛰🏔⛰🏔
小国見岳山頂。幾重にも折り重なった山容。 ここは山のミルフィーユかッ!⛰🏔⛰🏔
国見岳・烏帽子岳 中央のこぶが五家宮岳。左の尾根から右に向かって進み、ぐるりとここまで来た。
中央のこぶが五家宮岳。左の尾根から右に向かって進み、ぐるりとここまで来た。
国見岳・烏帽子岳 中央の山が小国見岳。多分その横に大金峰がうっすら見えている。
中央の山が小国見岳。多分その横に大金峰がうっすら見えている。
国見岳・烏帽子岳 五勇山眺望なし。後一座です。
五勇山眺望なし。後一座です。
国見岳・烏帽子岳 下を見るとクラッってするほど高い。右奥の山は白髪岳。シラガダケ?まだまだクロカミバイ!!
下を見るとクラッってするほど高い。右奥の山は白髪岳。シラガダケ?まだまだクロカミバイ!!
国見岳・烏帽子岳 登って来た山々を振り返る。国見岳がもうあんなに遠くに。
登って来た山々を振り返る。国見岳がもうあんなに遠くに。
国見岳・烏帽子岳 ここらへんは石楠花群生地です。手入れされていない伸び放題のしゃくなげを避けて進みました😎
ここらへんは石楠花群生地です。手入れされていない伸び放題のしゃくなげを避けて進みました😎
国見岳・烏帽子岳 本日の山行では倒木がルートを塞いでいるのが多く、立ちどまらざるを得ない時が多くありました。
本日の山行では倒木がルートを塞いでいるのが多く、立ちどまらざるを得ない時が多くありました。
国見岳・烏帽子岳 行動食⑥ハイカカオチョコレート74%。チョコレート食べるとコーヒー飲みたくなりますね。
行動食⑥ハイカカオチョコレート74%。チョコレート食べるとコーヒー飲みたくなりますね。
国見岳・烏帽子岳 やっとこさついた烏帽子岳。白い岩が多くありました?山林から右奥に国見岳が。
やっとこさついた烏帽子岳。白い岩が多くありました?山林から右奥に国見岳が。
国見岳・烏帽子岳 分岐です。五勇本谷ルートはここからヤブに突っ込みます。しばらくヤブand急登です。慣れていない方は遭難する確率大のルートです。はっきり言っておすすめ出来ません。
分岐です。五勇本谷ルートはここからヤブに突っ込みます。しばらくヤブand急登です。慣れていない方は遭難する確率大のルートです。はっきり言っておすすめ出来ません。
国見岳・烏帽子岳 途中テープの無かった山林をなんとか切り抜けて登山口まで後300mと言うところ。この後ピンクテープに迷わされる。しかも急斜面は土砂崩れによりルートロスト。登山口近くが一番大変でした笑笑。唯一立ちすくんだ。
途中テープの無かった山林をなんとか切り抜けて登山口まで後300mと言うところ。この後ピンクテープに迷わされる。しかも急斜面は土砂崩れによりルートロスト。登山口近くが一番大変でした笑笑。唯一立ちすくんだ。
国見岳・烏帽子岳 車道に出て一安心。
車道に出て一安心。
国見岳・烏帽子岳 車道横の川。民家は3軒ほどあったが、この道崩れたら完全に孤立させられる。恐ろしいところに住んでいる人がいるものだ。。
車道横の川。民家は3軒ほどあったが、この道崩れたら完全に孤立させられる。恐ろしいところに住んでいる人がいるものだ。。
国見岳・烏帽子岳 ついつい魚はいないか調べてしまう。渓流釣りしたいなぁ。
ついつい魚はいないか調べてしまう。渓流釣りしたいなぁ。
国見岳・烏帽子岳 もみのきはし。奥に我が車。帰って来れて良かった。。。
もみのきはし。奥に我が車。帰って来れて良かった。。。

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