扇ノ山（大石尾根）

大石尾根は扇ノ山西面の長い尾根である。 ２０年ほど前に大雪の中、登ったがラッセルに苦しみ、河合谷林道まで出たところで時間切れ、敗退した。 今回の再訪は、２月とはいえ残雪期の様相、加えて標高800m辺りまで林道が造られていて、ずいぶんと登りやすかった。 河合谷林道から上は、明るく開けて、それまでとは一変する。 最後は山毛欅の林が迎えてくれ、登りの労苦が報われる想いがした。 下りは河合谷林道までは極楽。 中間の杉林はカリカリの雪と杉の落葉のストッパーに苦しめられる。 下部の林道で救われるものの、上り下りとも力のいるコースだった。 ついて来られるようになった女房、刮目して見なければならないようだ。