活動データ
タイム
22:47
距離
22.2km
のぼり
3059m
くだり
3061m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る2.23(フジサン)の日に甲斐駒ヶ岳にチャレンジしたからか、自分が山頂アタックした時間帯だけ小雪&ガス。8合下でしか晴れないという山の神さまのお導きでした。 一日目は山頂もスッキリ快晴だったので、アタックしとけばよかったと後悔しました。昼前七丈小屋着でしたが、疲れもあり8合目までにしました。次の日この一合が頂上を踏むキーポイントになったので、正解でした。 山頂までは数日の好天でトレースもしっかり付いていたので、翌日もアイゼンのみで行けると思ったのは甘い判断でした。 七丈小屋の夕食は17時だったので、15:30には折り返し下りました。 小屋は休前日でしたが、キャンセルがあったこともあり独り占め。テン泊組が1パーティーと意外な状況でした。 小屋番さんは女性でしたが、TVにも出たことがある猛者である事が分かり、武勇伝を聞かせて頂いて、持て余す時間も楽しく過ごさせて頂きました。 コロナ禍でありますが、対策はキッチリされており、一人でなかったとしても、寛げるスペースは十分確保されていると思いました。 さて、今回は三度めの2月ピークトライ。その中でも一番楽に行けると思っていましたが、大間違いでした。 天候に関しての見積りがダメダメでした。風はある程度覚悟してましたが、まさか雪は降らないと思っていたところ、その甘さを打ち砕くように夜半から降雪していました。夜中トイレで外に出るとしっかり着雪していて、アチャ〰️でした。 雲の流れを予報で確認すると昼前には晴れるかどうかの状況。出発予定を大幅に遅らせなければ、眺望は望めないと言う現実に 笑うしかなく、また2年前の8合目までのルーファイ&ラッセルを覚悟して、予定30分遅れで小屋をあとにしました。 風雪でトレースは消されてましたが、8合目まで前日下見していたので、これは大助かりでした。 やみくもにルーファイだと、腰近くまでのラッセルになるところも多々あったが、下見が効いてました。2年前のルーファイは8合まで2時間掛かりましたが、今回はそこまで手こずりませんでした。ただ山頂眺望の期待値はガスガスなだけに下がる一方でした。 ピークに立っても景色も望めず、ただ登っただけというだけで、いいのか!自問自答しながらも、一歩ずつ上へ…。 そんな中聞き覚えのある声が微かに聞こえました。鳴き真似を返すとさらに声が…。そう、大好きなライチョウ君が現れてくれました。昨秋の八丁尾根経由に続き連続ライチョウ遭遇。 山頂へのモチベーションを上げてくれました。 二刀剣下のルンゼ核心部もトレースが隠され神経磨り減らす所も多々ありましたが、慎重に一歩一歩クリアしました。 条件は余りいい方ではなかったですが、ピーククリアでき、スキルとしてはやや上がったと思います。 山頂の滞在を一時間延ばせば、雲の流れから、眺望が利くと思いましたが、段々強まってくる風に猶予はないと、速攻下山しました。それでも登って来た自身のトレースさえ掻き消えていて厄介でした。 とにかく、慎重さをキープし続ける事が肝です。 七丈小屋に戻り、一息ついてから長い下りの途に着きました。冬期トレにて膝を酷使していて辛く、時間も掛かりましたが、無事下山でき充実感は満たされました。
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