東京富士塚巡り⑧(江戸川区編)

2021.02.23(火) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間
休憩時間
22
距離
28.9 km
のぼり / くだり
24 / 23 m
7

活動詳細

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2月23日は富士山の日だというのは後から知ったので後付の理由ですが、富士塚巡りに行ってきました。 今回のターゲットは、東京23区内最多の富士塚数を誇り、富士塚銀座とも呼ばれる江戸川区です。 荒川より西の3基はすでに⑤で訪れているので、残りの11基(+超低山)を巡りました。 今回訪れた富士塚と超低山のリストです。 1. 小島富士(小島八幡神社、江戸川区) 2. 江戸川富士(富士塚ではない、富士公園、江戸川区) 3. 雷富士(雷不動真蔵院、江戸川区) 4. 中割富士(中割天祖神社、江戸川区) 5. 長島富士(長島香取神社、江戸川区) 6. 桑川富士(桑川神社、江戸川区) 7. 船堀富士(船堀日枝神社、江戸川区) -. 浮洲浅間神社(富士塚ではない、白鬚神社、江戸川区) 8. 今井富士(今井香取神社、江戸川区) 9. 下鎌田富士(豊田神社、江戸川区) 10. 上鎌田富士(南篠崎天祖神社、江戸川区) 11. 上篠崎富士(篠崎浅間神社、江戸川区) 12. 横綱山(善養寺、江戸川区) 13. 小岩富士(小岩神社、江戸川区) 江戸川区の富士塚は、いわば正統派といった雰囲気のものが多い印象です。今まで見たものに比べると、合目石が無い・富士講碑が少ない・お中道や大沢崩れが再現されている、といった特徴が見られました。登拝可能な富士塚が多かったのがうれしい所でした。 富士塚以外では、たまたま通りかかって入ってみた善養寺の影向(ようごう)の松が大変すばらしいものでした。隣に超低山があるのもポイントが高いです。

東京都23区 東エリア 荒川を渡るところからスタートです
河口が近いので川幅が広くて、渡るのにも時間がかかります
荒川を渡るところからスタートです 河口が近いので川幅が広くて、渡るのにも時間がかかります
東京都23区 東エリア 川の側の小島八幡神社に到着
開けた小さな境内の奥に富士塚がありました
川の側の小島八幡神社に到着 開けた小さな境内の奥に富士塚がありました
東京都23区 東エリア 登れないタイプの富士塚で、ボク石の土台の上に2つのお社があります
浅間神社と小御岳神社でしょうか
登れないタイプの富士塚で、ボク石の土台の上に2つのお社があります 浅間神社と小御岳神社でしょうか
東京都23区 東エリア しばらく川沿いを歩いてみます
並行して流れていた荒川と中川が合流する地点です
しばらく川沿いを歩いてみます 並行して流れていた荒川と中川が合流する地点です
東京都23区 東エリア 富士公園にある江戸川富士と呼ばれる築山です
富士塚ではないものの、富士とつくので来てみましたが、ただの丘でした
富士公園にある江戸川富士と呼ばれる築山です 富士塚ではないものの、富士とつくので来てみましたが、ただの丘でした
東京都23区 東エリア 早咲きの桜と、その向こうに江戸川
早咲きの桜と、その向こうに江戸川
東京都23区 東エリア 地名がかっこいい
  雷 ~⚡Ikazuchi⚡~
地名がかっこいい   雷 ~⚡Ikazuchi⚡~
東京都23区 東エリア ⚡雷⚡香取神社に到着しましたが、境内に富士塚が見つかりません
どうしたものかと思いましたが、、
⚡雷⚡香取神社に到着しましたが、境内に富士塚が見つかりません どうしたものかと思いましたが、、
東京都23区 東エリア 富士塚があるのは隣にあるお寺の真蔵院でした
富士塚があるのは隣にあるお寺の真蔵院でした
東京都23区 東エリア こちらが⚡雷富士⚡
お寺の中にあるのが不思議な感じです
小さな富士塚ですが、正面に階段があるので一応登ることができます
こちらが⚡雷富士⚡ お寺の中にあるのが不思議な感じです 小さな富士塚ですが、正面に階段があるので一応登ることができます
東京都23区 東エリア 富士塚の左側には石碑がドミノのように並んでいます
富士塚の左側には石碑がドミノのように並んでいます
東京都23区 東エリア 右側には力石です
江戸川区の富士塚は力石とセットのものが多いです
右側には力石です 江戸川区の富士塚は力石とセットのものが多いです
東京都23区 東エリア 真蔵院からさほど離れていない場所に中割天祖神社があります
真蔵院からさほど離れていない場所に中割天祖神社があります
東京都23区 東エリア 中割富士
山頂のお社がボク石で包み込まれるようになっているのが特徴です
中割富士 山頂のお社がボク石で包み込まれるようになっているのが特徴です
東京都23区 東エリア 側面から見ると山頂がこんもりとしています
側面から見ると山頂がこんもりとしています
東京都23区 東エリア 背面には大沢崩れがセメントで表現されています
背面には大沢崩れがセメントで表現されています
東京都23区 東エリア よく見ると、土台部分に力石が埋め込まれています
進撃の巨人に例えると、壁の中に大型巨人が埋め込まれていたのと同じような感じです
よく見ると、土台部分に力石が埋め込まれています 進撃の巨人に例えると、壁の中に大型巨人が埋め込まれていたのと同じような感じです
東京都23区 東エリア 中割富士から少し北上した所に2つの富士塚があります
まずは長島香取神社から
中割富士から少し北上した所に2つの富士塚があります まずは長島香取神社から
東京都23区 東エリア 長島富士
先ほどの中割富士同様、住宅街の中で開けた雰囲気で鎮座しています
長島富士 先ほどの中割富士同様、住宅街の中で開けた雰囲気で鎮座しています
東京都23区 東エリア お中道がはっきりと設けられているのが特徴的です
お中道とは5合目をぐるりと回る道のことで、富士講信者は修行として実際の富士山で歩いていたそうです
山頂の浅間神社はお社ではなく石碑で表現されています
お中道がはっきりと設けられているのが特徴的です お中道とは5合目をぐるりと回る道のことで、富士講信者は修行として実際の富士山で歩いていたそうです 山頂の浅間神社はお社ではなく石碑で表現されています
東京都23区 東エリア お隣の東善寺のイチョウの古木
気根が鍾乳石のようでした
お隣の東善寺のイチョウの古木 気根が鍾乳石のようでした
東京都23区 東エリア 長島香取神社のすぐ近くの桑川神社に移動しました
長島香取神社のすぐ近くの桑川神社に移動しました
東京都23区 東エリア 桑川富士は小型ながら存在感があり、ギュッと詰まった印象です
こちらも浅間神社は石碑で表現されています
不明瞭ながら、お中道もあるように見えました
桑川富士は小型ながら存在感があり、ギュッと詰まった印象です こちらも浅間神社は石碑で表現されています 不明瞭ながら、お中道もあるように見えました
東京都23区 東エリア この日見た唯一の合目石
天地境五合と彫られています
この日見た唯一の合目石 天地境五合と彫られています
東京都23区 東エリア 登った後でこの看板に気付きました
事前に調べた情報では常時登拝可能でしたし、これは子供向けの表示に見えるので判断に迷うところです
登った後でこの看板に気付きました 事前に調べた情報では常時登拝可能でしたし、これは子供向けの表示に見えるので判断に迷うところです
東京都23区 東エリア 北西方向にしばらく歩いて船堀日枝神社に到着しました
北西方向にしばらく歩いて船堀日枝神社に到着しました
東京都23区 東エリア 富士塚のある神社は狛犬の台座もボク石でできていることが多いです
富士塚のある神社は狛犬の台座もボク石でできていることが多いです
東京都23区 東エリア 船堀富士は樹木に囲まれた、なだらかな山容で、やさしい雰囲気です
船堀富士は樹木に囲まれた、なだらかな山容で、やさしい雰囲気です
東京都23区 東エリア 登山道は優美な曲線を描いています
登山道は優美な曲線を描いています
東京都23区 東エリア さらに北西に進んで、白鬚神社に到着しました
さらに北西に進んで、白鬚神社に到着しました
東京都23区 東エリア 富士塚があるとの情報を掴んでやって来たのですが、浅間神社があるのみでした
土台が高くなっているので塚と見れなくもないですが、手前の解説板にも富士塚への言及がありませんので、これは富士塚とは見なさないこととしました
富士塚があるとの情報を掴んでやって来たのですが、浅間神社があるのみでした 土台が高くなっているので塚と見れなくもないですが、手前の解説板にも富士塚への言及がありませんので、これは富士塚とは見なさないこととしました
東京都23区 東エリア 白鬚神社に寄らなければ大分歩行距離は短くなったのですが、行ってみないと分からないことも多いので仕方ありません
写真は新中川の水門です
白鬚神社に寄らなければ大分歩行距離は短くなったのですが、行ってみないと分からないことも多いので仕方ありません 写真は新中川の水門です
東京都23区 東エリア ここから地図上で、ほぼ等間隔・一直線に3つの神社が並びます
まずは、今井香取神社です
ここから地図上で、ほぼ等間隔・一直線に3つの神社が並びます まずは、今井香取神社です
東京都23区 東エリア 今井富士は中型ですが荒々しい印象です
手前のコンクリートの枠やシュロの木を飲み込むような形で鎮座しており、大地から湧き出すマグマのパワーを体現しているかのようです
今井富士は中型ですが荒々しい印象です 手前のコンクリートの枠やシュロの木を飲み込むような形で鎮座しており、大地から湧き出すマグマのパワーを体現しているかのようです
東京都23区 東エリア 中央の浅間大神の石碑が目を引きます
登山道は縦横無尽といった感じで、色々と歩き回ることができます
中央の浅間大神の石碑が目を引きます 登山道は縦横無尽といった感じで、色々と歩き回ることができます
東京都23区 東エリア 頂上のお社の周りの岩も縦横に伸びる形で配置され、荒ぶる波しぶきのようでもあります
お社の前の富士山の置物は、歴史的な物ではなさそうに見えます
頂上のお社の周りの岩も縦横に伸びる形で配置され、荒ぶる波しぶきのようでもあります お社の前の富士山の置物は、歴史的な物ではなさそうに見えます
東京都23区 東エリア この富士塚の目玉は、亀甲が彫られた亀岩です
隣の烏帽子岩には元祖食行身禄と彫られています
この富士塚の目玉は、亀甲が彫られた亀岩です 隣の烏帽子岩には元祖食行身禄と彫られています
東京都23区 東エリア 江戸川富士塚三連星の2番目は、豊田神社にあります
江戸川富士塚三連星の2番目は、豊田神社にあります
東京都23区 東エリア こちらの狛犬はずんぐりむっくりとしています
こちらの狛犬はずんぐりむっくりとしています
東京都23区 東エリア 下鎌田富士は狛犬同様、ずんぐりむっくりとした印象です
5合目辺りまではなだらかに広がっていますが、そこから上は直方体のような岩塊となっています
下鎌田富士は狛犬同様、ずんぐりむっくりとした印象です 5合目辺りまではなだらかに広がっていますが、そこから上は直方体のような岩塊となっています
東京都23区 東エリア 頂上の下に配置された奥宮の前にはネズミと米俵の石像があります
ネズミは穀物の大敵だと思うのですが、この石像の意味は何なのでしょうか?
頂上の下に配置された奥宮の前にはネズミと米俵の石像があります ネズミは穀物の大敵だと思うのですが、この石像の意味は何なのでしょうか?
東京都23区 東エリア 割菱講の紋がかっこいいです
割菱講の紋がかっこいいです
東京都23区 東エリア 背面には大沢崩れもあります
背面には大沢崩れもあります
東京都23区 東エリア 小御岳神社の左手を回り込む形で頂上への道があります
小御岳神社の左手を回り込む形で頂上への道があります
東京都23区 東エリア 頂上は平らになっています
頂上は平らになっています
東京都23区 東エリア 三連星の最後は南篠崎天祖神社の上鎌田富士です
三連星の最後は南篠崎天祖神社の上鎌田富士です
東京都23区 東エリア 猫のようなポーズですが、唐獅子と言うからにはネコ科なのでしょうか?
猫のようなポーズですが、唐獅子と言うからにはネコ科なのでしょうか?
東京都23区 東エリア 上鎌田富士
両脇にボク石を配した参道が緩やかな曲線を描き、奥宮へと続いています
上鎌田富士 両脇にボク石を配した参道が緩やかな曲線を描き、奥宮へと続いています
東京都23区 東エリア 頂上付近は単純な造りですが、鳥居から奥宮までの空間の配置が絶妙です
頂上付近は単純な造りですが、鳥居から奥宮までの空間の配置が絶妙です
東京都23区 東エリア 右手前に銀婚式記念と書かれた碑がありました
銀婚式をこのような形で記念するとは驚きです
右手前に銀婚式記念と書かれた碑がありました 銀婚式をこのような形で記念するとは驚きです
東京都23区 東エリア 可愛らしいお稲荷様の石碑もありました
可愛らしいお稲荷様の石碑もありました
東京都23区 東エリア 大きめの御胎内もあります
大きめの御胎内もあります
東京都23区 東エリア 旅の終わりが近づいてきました
しばし北上して篠崎浅間神社に到着です
旅の終わりが近づいてきました しばし北上して篠崎浅間神社に到着です
東京都23区 東エリア 篠崎浅間神社には驚くほど多くの神様がお祀りされています
篠崎浅間神社には驚くほど多くの神様がお祀りされています
東京都23区 東エリア 富士塚を探して広い境内を歩き回ったのですが、ここは浅間神社がメインの神社なのですから、正面の一番大きな社殿のある場所が富士塚でした
富士塚を探して広い境内を歩き回ったのですが、ここは浅間神社がメインの神社なのですから、正面の一番大きな社殿のある場所が富士塚でした
東京都23区 東エリア 確かに階段の両脇にボク石が配置されています
確かに階段の両脇にボク石が配置されています
東京都23区 東エリア 階段の脇に回り込むと、富士塚らしさが見て取れます
階段の脇に回り込むと、富士塚らしさが見て取れます
東京都23区 東エリア 江戸川河川敷に出て、小岩駅方面に向かいます
江戸川河川敷に出て、小岩駅方面に向かいます
東京都23区 東エリア いつの間にか空の半分が薄雲で覆われていました
あまりに風が強いので、河川敷からは離れることにします
いつの間にか空の半分が薄雲で覆われていました あまりに風が強いので、河川敷からは離れることにします
東京都23区 東エリア 善養寺(小岩不動尊)の影向の松
樹齢600年、繁茂面積日本一だそうです
善養寺(小岩不動尊)の影向の松 樹齢600年、繁茂面積日本一だそうです
東京都23区 東エリア これほど太い松の幹は見たことがありません
実際に見るとすごい迫力です
これほど太い松の幹は見たことがありません 実際に見るとすごい迫力です
東京都23区 東エリア 影向の松の隣に超低山を発見
土俵の土を盛って作った横綱山です
影向の松の隣に超低山を発見 土俵の土を盛って作った横綱山です
東京都23区 東エリア 横綱山頂上から影向の松を望む
写真に収まりきらないほど枝が広がっています
これほどの大木が震災や戦火を経て現代まで生き残っているのは感動的です
横綱山頂上から影向の松を望む 写真に収まりきらないほど枝が広がっています これほどの大木が震災や戦火を経て現代まで生き残っているのは感動的です
東京都23区 東エリア さて、この日最後の目的地、小岩神社に着きました
さて、この日最後の目的地、小岩神社に着きました
東京都23区 東エリア 小岩富士
最初に階段を数段登った後はほぼ平坦な庭園型の富士塚です
正面の猿の像が目を引きます
小岩富士 最初に階段を数段登った後はほぼ平坦な庭園型の富士塚です 正面の猿の像が目を引きます
東京都23区 東エリア 猿が担いだカゴの中には見ざる言わざる聞かざるの小猿が入っていました
猿が担いだカゴの中には見ざる言わざる聞かざるの小猿が入っていました
東京都23区 東エリア 富士塚の外にある富士講碑にはお中道巡りの回数も書いてありました
お中道巡りでは大沢崩れが難所だそうです
富士塚の外にある富士講碑にはお中道巡りの回数も書いてありました お中道巡りでは大沢崩れが難所だそうです
東京都23区 東エリア 木花石や玉子石といった名前のついた力石
木花石や玉子石といった名前のついた力石
東京都23区 東エリア 最後に小岩富士をもう一度
最後の目的地に到着してほっとしたからかもしれませんが、樹木や石碑に包み込まれるような空間で、実家のような安心感を与えてくれる富士塚でした
最後に小岩富士をもう一度 最後の目的地に到着してほっとしたからかもしれませんが、樹木や石碑に包み込まれるような空間で、実家のような安心感を与えてくれる富士塚でした

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