扇谷・双観山、大高森、富山

２０１９年２月２１日　松島　　扇谷(60m)・双観山、大高森(105m)、富山(124m) 2/16から水戸の「偕楽園」で、梅まつりが始まりました。 庭園の梅の木全体の４分の１にあたる７２０本の花が咲き始めたそうです。 会場となる「偕楽園」は金沢の「兼六園」、岡山の「後楽園」とともに「日本三名園」のひとつに 数えられており、江戸時代天保13年（1842年）7 月、水戸藩第9代藩主徳川斉昭公により、 領民の休養の場所として開園されました。 私は日本三名園のうち岡山の「後楽園」だけ訪れたことがありません。 広島勤務時代に行っておけばよかったな、と今頃になって思っています。 偕楽園は２３年前に日帰りバスツアーで行ったことがあり、今回は母を連れて行こうと思いつきました。 でもよく調べたら、仙台から片道２６０キロ、高速道路で３時間半かかるので、今日は近場にします。 高台から松島湾を一望できる絶景ポイントが４ヶ所あり、それを「松島四大観」といいます。 仙台に近い方から、七ヶ浜町「偉観・多聞山」、松島町「幽観・扇谷」、松島町「麗観・富山」、 東松島市「壮観・大高森」という順番で、ぐるっと松島湾を囲んでいます。 この高台４ヶ所から松島湾を眺めて、観光遊覧船に乗れば、「日本三景　松島」を堪能できるでしょう。 だいぶ前になりますが、七ヶ浜、松島、奥松島、女川あたりは船釣りや防波堤釣りでよく通っていて、 その頃「松島四大観」を何度か訪れました。 今日は晴れて暖かいから、四大観のうちいくつかを観て、松島名物のカキフライを食べようと思います。 国道４５号線沿いの「松島四大観　幽観・扇谷」入り口 駐車場から１００m位登ります。　母は高齢ですが健脚です。 扇谷山頂（標高60m）にある「金翅堂（達磨堂）」 東屋から松島湾を一望できます。 「幽観・扇谷」から東方向に見える松島湾。 扇谷から下りて、道路を挟んで向かい側にある双観山に登ります。 双観山の海側登り口近くから見た松島湾。　　 遠浅になっていて、アサリ掘りができそうですね。 海側の駐車スペースに車を止めて、１００m位登ります。 双観山の山頂にある東屋。双観山から東方向に見える松島湾。 山頂にある「味処　双観山」。　 「味処　双観山」のカキフライ定食は１,５００円。（後から奥松島で９７２円で食べました） 海側登り口の逆側になるＲ４５から、この下の駐車場まで車で来ることができます。 昼食時間が近いので、富山は帰り道で寄ることにして、先に奥松島へ向かいました。 大高森観光ホテルの隣に、観光案内施設が出来ていました。 遊覧船乗り場になっていて、土産物を販売しています。 ２０１８年１０月１８日にオープンしたハイキングコース「宮城オルレ　奥松島コース」の案内板。 ハイキングコースが整備されて人が集まると、復興支援になりとても良いことだと思います。 しかし、なぜ韓国に認定を受けるオルレを導入したのか、という批判の声もあるようです。 大高森観光ホテルでカキフライ定食を食べました。 揚げたてのカキフライが７個もついていて９７２円。 リーズナブルな価格設定で、とても美味しかったです。 震災復興でホテル前の海を埋め立てる工事などが後３年続くから、客足が遠のくとホテルの女将さん が嘆いていました。 客室から海が見えるのが自慢だったのに、工事現場になってしまっては台無しですね。 工事現場の奥にあるホテルは全く目立たないから、観光客が素通りしてしまうそうです。 昼食後、ホテルの向かいにある大高森に登りました。 大高森は「宮城オルレ　奥松島コース」で歩くルートに入っています。 海岸から標高１０５mまで登るので、高齢の母には難しかったです。 母を途中に残して、私だけ走って登り写真を撮りました。 大高森山頂（105m）から西方向に見える松島湾。 「松島四大観」　の案内板が設置されています。 七ヶ浜町「偉観・多聞山」、松島町「幽観・扇谷」、松島町「麗観・富山」、　東松島市「壮観・大高森」 松島湾の反対側に太平洋が広がっているのが見えます。 せっかく大高森まで来たのだから、以前魚釣りでよく行った奥松島の先端部が震災後に どうなったか見に行きました。 去年の夏に再開した月浜海水浴場。 白い砂浜がきれいです。　駐車場とトイレが整備されていました。 月浜の隣にある大浜漁港。昔この防波堤に何度も釣りに来ました。 大浜漁港となりの砂浜。 震災前は海水浴場だったのですが、今のところ再開しないようです。 奥松島から松島に戻る途中、今日三ヶ所目のビュースポット富山に登りました。 富山の山頂に富山観音と大仰寺があります。 富山山頂（124m）にある展望台になっている東屋。 麗観・富山から南方向に見える松島湾。 今日は「松島四大観」のうち西、東、北の３ヶ所の高台から松島湾を眺めました。 天気も良く、とても楽しい１日になりました。